負けが続いたときの立ち回り、リスク管理法【夢幻】



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夢幻です。

今週の株式市場、日経平均はまたも30000円手前で足踏みとなり、
チャートはボックス相場から、やや下に向かう形となりました。

一つは日銀のETF買いの水準が厳しくなっており、買い支えが少なくなってきたことが要因としてあげられそうです。

そこに米アメリカ大統領のバイデン氏が富裕層に対するキャピタルゲイン課税を引き上げると提案する見通しであることを伝えるニュースが出てNY市場の相場も反落、日経平均も軟調な動きが鮮明になってきました。

特に、この増税が仮想通貨への投資への足かせになるとの観測も多く、仮想通貨もやや調整相場に入っています。

このニュースにより相場がどちらに動くのか、相場のターニングポイントとなるか注目です。

●トレードで負けが続いたときの立ち回り、リスク管理法

私の近況のトレード結果ですが、今年の3月まで直近14か月連続のプラスを続けており
3月末時点で+26.1%と今年もまずまずの滑り出し

ところが、先週から一転損益が悪化し、先週は-11.6%、今週も-4.2%と厳しい状況となりました。

今月のプラスはおろか、このままだと2桁マイナスとなってしまいそうです・・・・泣

折角の機会なので、このように大負けした時の私がどのような立ち回りをしているか
、その考え方やリスク管理法について解説します。

といっても、今回の負け続けた間もシステム通りに淡々と発注を行っています。

一つだけ変化しているのがポジション量です。

私は、各ストラテジー毎の仕掛け金額の決定するときに、1トレードあたりの仕掛け毎の平均損失が資産額の0.5%を超えないという条件で設定しています。

例えば、運用資産が1000万円なら1000万円×0.5%=5万円となり上限5万円です。

そのストラテジーの平均損失が-3%なら50000÷0.03=150万円がポジション量の上限
平均損失が-5%なら50000÷0.05=100万円がポジション量の上限、となります。

マイナスが続く間は日に日に運用資産が減っているので、1トレードの損失の上限値が下がっていくことになります。

逆に、プラスが続いて運用資産が増えている時は、1トレードあたりのポジション量は増えていくことになります。

●負けが続くとトレード継続が困難になる?

負けが続くと主に2つの理由でトレードが継続困難となるケースがあります。

・トレード戦略(ストラテジー)自体に問題があると考えてしまう事
・損失が続くことによる心身的苦痛ストレス

1つ目は私はストラテジーの欠陥を疑う事はまずありません。
ですが、何らかの市況の変化でエッジが失われる可能性はあり、パラメータ調整などが必要になる場合があります。

そのため、年一回、年末年始のタイミングで見直していて、それ以外、場当たり的な対応でストラテジーをいじる事はありません。

よく、慌てて場当たり的にストラテジーを見直す人もいると思いますが、短期的な損益の結果でそれを見極めるのは困難なケースが多く、場当たり的な調整はカーブフィッティングの原因ともなりますので気を付けてください。

もし、このような疑問を抱えて継続困難になった場合は、仕掛け金額を通常の半分のサイズにし、損益の推移を監視しましょう。

2つ目の損失が続くことによるストレスは、私の損失額から逆算するポジション調整を適切に行っていれば、運用資産に対する損失のリスク(変動率)はほぼ一定に保たれることになります。

このようなポジション調整をしても負け続ければ当然資産の減少は止められないですが、当然ながら損失の絶対額も減るため、急激な資産の減少は防げます。

なお、0.5%はかなり運用経験がある方むけで、継続が難しい場合はこの数値を逓減させていき、自分にあったリスク量に微調整することが出来ます。

通常は0.2~0.3%程度が好ましいと思います。

●実運用によるストレステスト

システムトレードで運用を始めた時に、一番障壁となるのが負けが続いた時の対処ではないかと思います。

いくらシステムに再現性があり、システム通りに売買すれば利益が上がるといっても、
運用者がトレードに不安を感じ続けられなくなっては意味がありません。

重要なのが、トレードする運用者の運用ストレスまでは事前検証ではわからない事です。
有効なシステムでもシグナル通りに発注して始めて利益につながるので、運用者のあなたもシステムの一部と考えることが出来ます。

運用を行いながらいかなる場合もシグナル通りに発注できるようになって初めて利益が上がるシステムが構築されたといえるでしょう(笑)

あなた自身のストレステストは実際に運用を続けながら、微調整していく必要があります。

実運用の際にそのような運用ストレスにも着目して、経験を積むことで自分なりのリスク許容量を見出せば、運用はぐっと楽になります。

是非、意識したり運用記録を取って、改善に努めてみてください。

では次回もお楽しみに!

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。