個人投資家の夢はテンバガー?4000バガーを達成した偉大な経営者【夢幻】



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夢幻です。

今週の株式市場は堅調でしたね。

日経平均はようやく29000円を回復、マザーズ指数も1150ポイント付近まで戻しました。

チャート的には上値抵抗線に差し掛かったあたりで、戻り高値を売られそうなポイントまで来ています。

ここを上に抜けると見方を変え、強気に転じる人も増えてきそうですね。

新興銘柄を見ると、個別銘柄物色の動きも出てきており、6月はIPOも多いので、また新興市場も活況となりそうですね。

とりあえず、大崩れせずに6月相場を迎えてくれることを祈ります。

●ベンチャー企業を通じて4000バガーを達成した経営者

前回のメルマガに続き、私が注目している”お金を使う達人”の3人目を紹介します。

最後の1人はソフトバンクの孫正義社長です。

自らが社長となり、ソフトバンクを興したのが1981年との事。
40年経ちソフトバンクを日本でもトップ10に入る企業に成長させました。

年収はもちろん億を超えますが、私が注目しているのは個人的なお金の使い道ではありません。

ソフトバンクグループが行っている投資事業です。

私が最も印象に残っているのが2006年のボーダーフォン買収です。

当時のボーダーフォンの時価総額は2兆円弱、その時、ソフトバンクの時価総額は3兆円程度で、ソフトバンクのキャッシュも2000億しかありませんでした。

ボーダーフォン一社だけでフルインベスト状態、持ち金すべてを投じるような投資です

当時投資を始めたばかりの私が見ても、すごくリスキーな投資に見えました。

すでにヤフーやアリババに投資していて既に含み益はあったと思いますが、
それにしても、自社の価値に比べて投資額が大きくリスク分散していないように見えたからです。

携帯電話事業に参入し、ドコモとKDDI(au)の2強時代の牙城を崩すために必要な投資だったとはいえ、失敗したらと考えると凄い投資だなと感じました。

しかし、15年経った今、携帯電話事業ではドコモやKDDIと並び3強となり、時価総額ではNTTグループ、KDDIを上回っています。

その後も、ソフトバンクは投資を続け、2000年に投資した中国のアリババの保有株の時価は2000万ドル(約20億円)が2015年には8兆円を越える時価にまでに膨れ上がりました。

なんと4000バガーです(笑)

その後も、CPU開発大手のARMに3兆円強、配車サービス大手のUBERに1兆円弱の投資をしたりと今は全世界のベンチャー企業への投資を自社のファンドを立ち上げ行っています。

その総額は10兆円を越えており、今のソフトバンクの時価総額が15兆円ほどですから、ボーダーフォンを買収した時と比べても一向に攻めの姿勢は変わっていないように感じます。

ちなみに、孫正義社長は一日1社投資する会社を決めているそうです。

こうしてみると孫社長は、個人投資家がやっているグロース株投資をソフトバンクという会社(法人)を通じてお金を集めてやっているという事が分かります。

アリババ株のように、投資が成功して大きな含み益が出たら、うれしいものなのでしょうか?

それは本人のみぞ知るところですが、自分で個人的な報酬を得て、それを使って得る満足度よりも、会社を通じて投資をして成長させて利益を得るという大きな取引の方に人生のやりがいや満足度を感じているように感じます。

孫正義社長のように、世界規模で活躍する実業家となると、世界を動かすようなチャレンジ、お金の使い方でしか満足できないのかもしれませんね。

経営者、実業家として成功しても投資家として成功出来るかはまた別の話ですが、投資家としても成功出来たら凄い事だと思います。

孫社長、そしてソフトバンクが目指す未来のゴールは一体どこにあるのか、これからも注目していきたいと思います。

ではまた次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。