トレード環境にも便利な仮想化テクノロジーとは!?【夢幻】



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夢幻です。

4月にやや大きめのドローダウンがあったのですが、そこから1か月半ほど経過し、
少しずつですが利益を積み上げられてきています。

最近はっきりしてきたと感じる事が、4~6月は今年1~3月や去年の後半と比べると日々の利益率が減少している事です。

これはトレード毎の利益率の低下が招いているわけではなく、仕掛け数(シグナル数)の減少とトレード毎のロットサイズの低下が招いているようです。

つまり、株価変動が少なく、売買代金が徐々に減ってきている事が伺えます。

こればっかりは仕方ないので、日々の糧は維持しつつ、利益額キープのために、戦略の幅を広げようと思案中です。

今は、日々のトレードに集中するよりも、売買戦略の拡充のために検証作業に力を入れるべき時かもしれませんね。

●続・専業投資家トレーダーのパソコン選び

1.運用資金は1000万程度
2.システムトレードの達人を使っている
3.システムトレードと裁量トレードを併用している
4.パソコンは所有しているが、古い
5.自分の仕事部屋はある

こんな方のパソコン選びの話です。

まず、専業トレーダー・専業投資家は簡単なお仕事ではないということをお話ししました。

なので、必ずトレードや株価検証(研究)に集中出来る場所は確保してください。

そして、環境設備の予算の目安は運用資金の約5%を目安にします。この場合だと50万円になります。

パソコンは30~35万程度で以下の構成で用意します。

CPU:10コア程度
メモリ:64GB以上
OS:Windows 10 pro
記憶媒体:SSD 1~2TB
グラフィックボード:ミドルスペック以上の複数画面出力可能なもの

パソコンは既製品だとスペックが低いものが多いので、BTOといってパーツショップの組み上げPCを買うのが保証がついて良いです。

メーカー直販で最近良いのがLenovoで一部ハイスペックなモデルも取り扱いがあります。(ただし人気のモデルはすぐに売り切れている様子)

さて、ハイスペックなPCを用意する理由がPCの仮想化テクノロジーを利用する事です。

最近のパソコンの頭脳ともいえるCPUは単体のコアの動作速度をアップすることは難しくなってきており数年前から頭打ちの状態です。

そこで、インテルやAMDなど半導体メーカーはCPUをマルチコア化することで、新製品のスペックアップを図っています。

マルチコア化とは、CPU中の処理装置であるコアを1つのCPUの中にたくさん詰め込んでいく技術です。

これは15年ほど前に始まり、当初は1つのCPUに2つのコアを入れる所から始まったのですが、コアの小型化、省電力化が進むにつれコア数を増やす事が可能になり、
今では1つのCPUに50以上のコアを詰め込んであるCPUもあります。

例えば、10コアCPUなら、2コアCPUの5台分の処理が出来る事になります。

そして、1台のPC上で複数のアプリケーションを動かす際に、それぞれのアプリを別々のコアが処理して、体感上の速度向上がなされています。

そして、私は1つのPC上で、仮想化のアプリケーションを使っています。

仮想化のアプリケーションはVMwareやVirtualBoxなど様々なソフトがありますが、私はVMwareを使っています。

この時、PCの記憶媒体にインストールするOSをホストOSと呼び、このホストOS上にVMwareをインストールし、VMwareのソフト上で、仮想PCをセットアップします。

仮想PCにはCPUコアを2つ、メモリを10GBなど適当にハードウエアリソースを割り当てる事が出来て、その仮想PCにOSをインストールして動かす事が出来ます。(これをゲストOSと呼びます)

上にあげたスペックだと同時に4台ぐらいのゲストOSが動せると思います。
ホストOSと合わせて5台のOSが動かせる計算になります。

仮想化をするメリットの1つが、1つのPCで同じソフトを複数個動かせる事です。

例えば、証券会社のツールなどは1つのOSで1つまでしか起動する事が出来ませんが、仮想化した4台のゲストOS上で1つずつ動かせれば、ホストOS上1つ+ゲスOS上4つで合計5つ起動する事が出来ます。

他にも楽天のRSSなどは銘柄数300銘柄までの制限がありますが、これもそれぞれのOS上でRSSを動かせば1500銘柄のデータを取得する事が出来ます。

また、複数のOSを閲覧するのに必要なのが広大なモニタ領域です。

最低でも2台以上、出来れば4台のモニタ環境を用意すると作業がしやすいです。

私は、1つのモニタに1つのゲストOSを表示させて使っています。

あと、忘れてはいけないのがデスクとチェアーです。

モニタをたくさん設置できるしっかりしたデスクを選びましょう。

デスク幅は160cm以上あれば、27インチモニタを横に2台×縦に2台で4台設置できると思います。

モニタ及びモニタ設置アープやチェアーは、少し古いですが過去に私のブログで作業環境などを紹介した記事があるので、見てみてください。
      ↓
トレード環境の構築のポイント(と現在のトレード環境の紹介)

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。