高い授業料を払う羽目になりました【田村祐一】



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私事なのですが、
先週1週間原因不明の高熱で寝込んでいました。

幸い新型コロナは陰性だったので一安心だったのですが、
一時期熱が40度を越えたときには、少し死を意識しました。

今は熱も下がり、体調も回復したのですが、
もう一つ不幸がありました。

病院に向かう途中で財布を落としてしまいました。

普段なら財布を落とすことなんてないのですが、
高熱でボーっとしていたからでしょうか、なくしてしまいました。

自分で自慢をして申し訳ないのですが、
物の管理については絶対的な自信があって、
これまで財布をなくすなんてことはありませんでした。

それだけに、落とした財布の中には、

・すべての銀行口座のキャッシュカード
・すべてのクレジットカード
・保険証
・免許証

など重要なものがすべて入っていました。

しかも、財布を落としたことに気付いたのは、
病院についてからです。

高熱にも関わらず病院に行ったら財布がないので、

ろくにお金を下ろすことも出来ず、診療もしてもらえず、
身分を証明できるもののなく、途方にくれました。

あのときほど無力感を感じたことは人生でないですね。

実際には、病院のご好意で、保険証は後日見せて、
お金もそのときで良いと言われ、
さらに手持ちのお金も貸してくれました。

かかりつけ医で長年顔見知りであったことが功を奏した感じでしょうか。

それでも、無一文の人間にお金を貸してくれた
病院の先生には本当に本当に感謝です。

病院の診療が終わり次第、現金の確保に走ったのですが、
持っているのは銀行の通帳一式のみです。

病院に行ったのが15時を過ぎていて、
銀行の窓口はしまっていました。

ATMでお金を下ろそうとしたのですが、
通常の銀行では通帳だけではATMから出金できませんでした。

おそらく、他の方は知っているのでしょうが、
私はそんなことも知らずに絶望しました。

何件か銀行を回ってもおろせず、
最後にいったのが「ゆうちょ銀行」でした。

「ゆうちょ銀行」だけは通帳だけでATMから出金できたので、
なんとか当座の現金は確保することが出来ました。

あの時は、ゆうちょ銀行が神に見えましたね(笑

といった悲しい経験をした私ですが、
今回の不幸をきっかけに自分の無知さや対策不足を痛感しました。

今回の事態で、私が問題だったことを挙げると、

【一つの財布に重要なすべてのものを集約していた】

ことに尽きるでしょう。

本当にバカですよね。。。

普段使っていない(貯蓄用)のキャッシュカードは、
家に置いておくべきでした。

クレジットカードも、何枚か所持していましたが、
これもあまり使わないクレジットカードは
入れておくべきではなかったといえます。

もっと言えば、現金とクレジットカード以外の、
決済方法も万が一の事態に備えて持っておくべきでした。

PayPayやスイカ等で、スマホ決済できるようにしておけば、
何かあったときでも、食べ物くらいは買えます。

もともと現金主義だったこともあり、
キャッシュレス決済系は一切利用していませんでした。

今回の経験を通して、いろいろと学ぶことが出来ました。
本当に高い授業料となりました(泣

40度の熱がある状態で、銀行を回った苦しさで、
お金の管理方法について、学びました。

株式投資の話では、毎度のように

「運用資産を一つの対象に集中投資するのは危険!」
「そんなことをするのは自殺行為!」
「リスク分散が大事!」

なんて偉そうなことを言っていましたが、
私もどうやらできていなかったみたいです。

お金のプロを自称しているにも関わらず、
本当に情けない限りです。

みなさんはどうでしょうか。

・財布に大事なものを集約していませんか?
・運用で、一つの資産に集中投資していませんか?

少しでも、お金の出金方法や投資先が集中していると思ったら、
一度管理方法を見直したほうが良いかもしれません。

事態が発生してからでは遅いです。

 

ー田村祐一

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