オリンピック後の相場展開【西村剛】

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いよいよ東京オリンピックが閉幕します。

予想以上の日本選手の活躍に沸いていますが、
オリンピック明けの次週の相場は要注意です。

というのも、メディアの報道がオリンピックからコロナ関連にシフトし、
それを嫌気して日本株が下落する展開になるのではないかと危惧しているからです。

主要都市で緊急事態宣言が発令されているにもかかわらず、
足もとのコロナの感染者数は増加、下げ止まりを見せません。

医療崩壊の危機も叫ばれています。

今のところメディアはオリンピック関連の放送に時間を割いているものの、
オリンピック後にはコロナ関連の報道が増えてくるでしょう。

今真っ盛りの決算発表をみると、総じて決算は予想通り、
もしくは予想を上回る企業が多い印象で、

コロナによる更なる景気悪化は今のところそれほど感じられないのですが、
株価は好決算を発表しても予想以上の決算でなければ

「材料出尽くし」として売られる銘柄も多く、日本株の地合いはよくない状況が続いています。

ここでオリンピックが終わり、コロナ関連の報道が増えると、
再度の急落も十分にありそうです。

特にマザーズ銘柄に関して要注意です。

マザーズ銘柄は総じて期初の業績予想が高めの企業が多く、
投資家の期待値が高いため、予想通りの好決算を出しても失望売りが出る可能性が高そうです。

次週は特にマザーズ銘柄の急落に注意しておきましょう。

ただ相場が急落すると言ってもトレードのチャンスはあります。

今の相場ではちょっとした悪材料でも大きく下落することがよくあります。
そういった銘柄を逆張りでコツコツ狙っていけば利益につながりやすいでしょう。

いずれにせよ今は大きなリスクを背負うことなく
リスク管理を徹底してトレードにのぞむことをおすすめします。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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