投資家とトレーダー、FIREに向いているのはどちらのタイプ?



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夢幻です。

今週の相場は久々に調整相場となりました。

日経平均は一時27000円割れ、マザーズ指数は一時1000ポイント割れと大きな節目を迎えています。

共に2月の年初高値からここ半年間は下落トレンドとなっており、戻り高値で売られる展開が続いています。

日経平均は200日移動平均線を割ってからは浮上する事なく下げ足を速めており、やや急落もあり得るチャートになっています。

マザーズは1000ポイントが防波堤となり、いったんは売りが出尽くした感がありますが、ここから浮上出来るかは相場次第といったところでしょうか。

コロナショックの以降の高値から半値落ちの水準が日経平均23500円、マザーズ950ポイントとなり、このあたりを下値の目途に想定しつつ相場を眺めています。

●投資家とトレーダー、FIREに向いているのはどちらのタイプ?

前回のメルマガでは、システムトレードでFIRE出来ない理由とその対策についてお話しました。

まず、システムトレードに関わらず、すべての個人投資家・トレーダーにいえる事ですが、FIREを目指すならばあなたの資産運用が

A.あなた自身が運用資産を活用して、利益を生み出しているのか

B.運用資産が(活用され)利益を生み出しているのか

のどちらのタイプか考えてみてください。

Aはトレーダータイプで資産運用はあなたの事業(仕事)であり、労働による所得です。

Bは投資家タイプで、お金がお金を生み出している状態、
労働を伴わない不労所得です。

あなた自身がどちらのタイプかわからない時は、

「あなたが病気等で入院しても、自分の口座(銀行口座あるいは証券口座)の残高が増え、生活を維持できるか」

を考えてみてください。

この質問にYESと答えられる人はBの投資家タイプで、その投資の収入は不労所得と言え、FIREの条件である経済的独立を達成している状態になります。

もし、NOならば、あなたの資産運用はAのトレーダータイプで、お金自身が働いているのではなく、あなたがマーケットでお金を活用(トレード)して利益を生み出しているので、不労所得ではありません。

FIREはFI=経済的独立+RE=早期リタイア なので、あなたが動けなくなっても、安定した収入が得られている事が十分条件となります。

この事からFIREには不労所得が得られる投資家タイプが向いているといえます。

●完全なFIREを目指すには

前回のシステムトレードを完全自動で運用し、疑似的なFIREを目指す方法を提示しました。

更に完全なFIREを目指すには、生活費を上回る不労所得が必要です。

前回簡単に解説しましたが、一般的にシステムトレードにおける運用額が大きくなるほど増加分(差分)の利回りは逓減していきます。

そこで、資産が十分に大きくなった場合に一部を純投資に切り替え不労所得を得る方法を考えてみましょう。

例えば、5000万円を年利50%で運用出来たとします。

仮に運用が上手くいき、運用資産が1億円になった場合、増加分の5000万も年利50%で運用するのは難しいです。

何故なら、より収益率(期待値)の低いトレード対象にも範囲を広げなければならないからです。

ここでは話をシンプルにするために、5000万円増加するごとに、増加分の年利は半分になると仮定して考えてみましょう。

すると増加分の5000万円の年利は25%となります。
運用資産1億円に対する平均年利は(50+25)÷2=37.5%になります。

更に1億5000万に資産が増えて、増加分5000万の利回りが更に半分の12.5%だとすると年利は29.1%になります。

更に5000万円増え2億円の資産になった時には、増加分5000万円の利回りは6.25%になります。

普通にシステムトレードのみで運用すると元本2億円に対する年利は23.4%まで落ちます。

利益額は年間4687万円となりますが、これはシステムトレード運用による事業(労働)所得です。

一部をインデックス投資など純投資に振り分け不労所得を得る事を考えてみます。

1億円をシステムトレード運用(年利37.5%)で、年間3750万円の事業所得

1億円をインデックス投資(年利4%)で年間400万の不労所得

併せて年間利益は4150万、年利20.7%になります。

年利はやや落ちますが、400万は不労所得となり、万一、運用が続けられなくなった時も安心です。

またNISAやiDeCoなどの節税制度を活用すれば、利回りの差はもう少し縮まると思います。

こういったことを見越して、毎年のシステムトレード運用の利益の一部を
インデックス投資の積み立てなどを行っておき、FIREに備える選択肢もあるでしょう。

備えあれば憂いなしです(笑)

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。