4%ルールに基づき生活費の25倍の貯蓄をすると30年間生活出来る確率は?【夢幻】



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夢幻です。

今週の相場は日経平均株価は30800円付近まで上昇。

その後も大きく値崩れすることなく、30500円付近の高値をキープしています。

一方、マザーズは日経が堅調な間は値を伸ばしていましたが、木曜に日経平均が反落すると一時4%下落するなど、大きく値を崩しました。

やはり200日線に阻まれた感じで、マザーズ指数は200日線を意識された値動きが良く見られます。

週末にかけて2%ほど戻したので、来週再び200日線突破を目指す動きとなりそうです。

月末にかけては堅調な相場が続きそうですね。

●FIREのためのベーシックプラン

FIREについては、沢山の書籍が発売されています。

それらを学んでみて非常に面白かったので概要を紹介したいと思います。

・リタイア後の年間支出額(生活コスト)を決める
・年間支出の25倍が目標貯蓄額
・資産はインデックス投資などで運用

FIREの書籍本には、基本的な達成までの道のりとして上記が書かれています。

当たり前ですが、年間支出額(生活コスト)の大小によって、蓄える資産の額も変わります。

例えば、国税庁の調査によると、正規社員の平均年収は約500万円で、手取りベースで400万と言われています。

この平均の年間400万円で生活するなら必要な資産は400万円×25倍=1億円です。

そして、この25倍は4%ルールという、インデックス投資と国債の平均利回りをおおよそ4%として、逆算されているようです。

上記の例だと

1億円の資産が一年後は1億400万円になる

1億400万円から生活費400万円を取り崩して1年間暮らす

この1年間暮らしている間に1億円がまた1億400万になる

・・・以後、永久ループ・・・

となって、永遠にほぼ元本を減らすことなく生活していく事が出来ます。

複利の力って凄いですね(笑)

まるで打ち出の小槌のようです。

さて、ほぼ元本を減らすことなくと書いたのには、当然ながら資産を維持できない
可能性もあり、残念ながら資産が尽きてしまう事も起こり得ます。

しかしながらそれがどの程度の確率で起こるか具体的な数字をイメージ出来る方はあまりいないのでは無いかと思います。

実は、この年間支出額の25倍を貯めるとほぼ資産は尽きずに生活出来てしまう事がわかっています。

これは、米国の大学教授らによって行われたトリニティスタディという研究によって
毎年資産の4%を取り崩すと30年後に資産が残っている確率は96%であることが分かっています。

資産が0になってしまう確率は4%しかありませんが、確実に25年は維持出来る事を考えると少し高いような気もしますね。

想像するに一時的にでも大きなドローダウンをしてしまうと、取り崩す割合が4%を大きく超えてしまうので、もとの資産に戻すのが難しいような気がします。

なお、このトリニティスタディの研究は1926年~1995年の約70年のデータをもとに計算されており、
米国株の平均利回りは6~7%、米国債の利回りは2~3%程度であり、これらを50%:50%の比率で運用した場合の結果となっています。

そして、この過去の研究結果は現在も有用であることが分かっています。

ちなみに、トリニティスタディの研究では株と債券の保有割合を変更した場合や、60年などもっと長期の運用をした場合の研究結果などもありますので、興味がある方は調べてみてください。

一つ気づいたことは、資産の運用利回りを高める事も大事ですが、それ以上に出口戦略(資産の取り崩し戦略)も大事だという事ですね。

ちなみに、別の研究では、資産家の大半は築き上げた資産の大半を残したまま生涯を終える事が分かっています。

お金(資産)に働いてもらっているので、その種銭が無くなると自分が働かなければならなくなるので、資産の大半は残して亡くなってしまうのかもしれません。

いつ死ぬかは分からないので、なかなか難しい問題です。
死神が来て、いつ死ぬか教えて貰えたらみんなきっちり使い切れそうですけど(笑)

こちらは別の書籍の内容なのですが、大変興味深かったので、機会があれば紹介したいと思います。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。