下落局面に強い!?システムトレード戦略の優位な点【夢幻】



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夢幻です。

岸田総裁が選任され一週間、株価は低迷しています。

自民党総裁選の当日の時点で日経30800円の年初来高値から1300円下落していましたが、そこから更に2000円の下落となり、直近の安値は27500円となりました。

投資家全体にとっては金融所得課税が20%から25%へ引き上げが議論されている事が利益に直結する部分でネガティブなニュースとなっています。

他にも、NY市場の調整、中国のリバーグランデを始めとした不動産企業のデフォルト懸念など様々な影響がありそうです。

ところで、一つ見逃せない出来事がありました。

日経平均は9/27~10/6まで8日連続の下落となっており、
これは2009年7月以来12年ぶりとのことです。

2009年というと、アベノミクス相場よりずっと前、リーマンショックの後、日経平均株価が10000円以下で低迷していたころに起こった出来事です。

アベノミクス相場以降に相場を始めた方も多いと思いますが、そういった方にとっては、今までに起こったことが無い初めて起きた出来事だったのです。

そんな、かれこれ10年以上起こらなかったこの1つの事象があったり起きてしまったという事だけでも、アベノミクスから始まった上昇トレンドの終焉を印象付ける出来事ではないかと思います。

今週の相場を振り返ると、週明け4日はギャップアップして日経平均29000円からスタートしましたが、翌日火曜の前場には27500円割れと1日程度で日経平均が1500円も値動きを伴って下落しました。

ここ数年の暴落局面はコロナショックを除けばマザーズ指数が5%以上、新興銘柄が激しく値下がりする局面は何度かありましたが、大型株を震源地とした株価下落はあまり起きていない印象があります。

やはり外国人が積極的に売り転じている印象があり、これが収まるまで下げが継続する可能性はありそうです。

衆院の解散総選挙の日程も決まりましたので、それまでの市況がどうなるか、外国人の動向も気になるところですね。

●下落局面に強い!?システムトレード戦略の優位な点

このところの株価下落や様々なニュースを見て今後の投資の先行きに不安を感じている人も多いと思います。

これまでの一本調子の上昇相場であれば、銘柄選定能力に適切なリスク(レバレッジ)を活用して、バイ&ホールド戦略で大きなリターンを得られた方も多いでしょう。

しかし、株価の下落局面ではレバレッジを使う事が難しくなります。株価下落のダメージを増幅させてしまうからです。

そういった形で銘柄分析を中心としたファンダメンタル投資で利を得てきた投資家にとっては今後厳しい展開になるかもしれません。

さて、株式市場で長期的に成果を出すために必要な要素は私は3つあると思っています。

それは、

①銘柄選定能力
②売買技術
③リスク管理能力

です。

長期投資家は①は長けていますが、②、③に長けている投資家は非常にまれです。

上昇相場であれば、①だけでもなんとかなりますが、下落相場ではそうはいきません。

②、③がなければ現物で下落局面を耐え忍び、また上昇局面が来るのを待つしかありません。

ここでシステムトレードについて評価すると、②、③に特化した戦略と言えます。

①については、銘柄の良しあしを気にしないどころか、一切の評価を切り捨てて、すべての銘柄を同列に扱ったりします(笑)

しかしながら、そう割り切る事で、②、③を評価するための標本のサンプル数を増やし、過去の株価データから適切なエントリー方法や銘柄、売買のタイミングまでを一般化、最適化して、利益を最大化する戦略と考えています。

また、③についても、過去のあらゆる局面(上昇、下落、保ちあい)でのドローダウン等から最適なリスク量(レバレッジ)を導き出します。

また複数のストラテジー(売買戦略)を組み合わせたリスクを最適化し、資金の効率化を図ります。

こういった事を追求する事で、①の銘柄選定の評価をしなくても、利益を上げる事が出来ますし、株価の下落局面でもレバレッジを活用する事が可能です。

ちなみに、私の累計損益グラフ(上図)の見ても、下落局面で利益が出ずらいという状況にはなっていません。

アベノミクス以降のデータでは、

日経平均の下落局面・・・2015年8月~2016年9月
マザーズ指数・・・2018年3月~2019年11月

あたりがなだらかな下落局面ですが、多少の波はありますが、概ね右肩上がりで推移している事と思います。

上記のような過去の下落局面での各売買ルール(ストラテジー)の検証結果もよく参照し、利益が上がりそうか確認しておきましょう。

上昇局面でしか機能しない戦略だと大変な事になりますのでご注意を!

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。