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夢幻です。
FIREに注目が集まっているのに相まって、近頃は好んでインデックス投資を行う投資家も増えてきているように思います。
前回のメルマガで、私の保有している全米株式インデックスファンドの評価益が40%を超えている事をお伝えしましたが、
このようなパフォーマンスも注目を集めており、米国株のインデックスファンドを好む投資家も多いです。
しかしながら、このようなリターンは一時的なものであり、
このような事は長くは続きません。
やがてパフォーマンスは平均回帰し、一時的な評価益も誤差として長期リターンの5~8%程度に落ち着くと思います。
もともとインデックス投資はリターンのバラつきを抑えるために分散投資を行っており、これを長期間にわたり時間分散する事で、さらにリターンのバラつきは抑えられる事になります。
こうして、手間暇をかける事なく、だれでも平均的なリターンが得られるのです。
言い方を変えれば、”平均点以上を大きく超える事もまた難しい”のです。
前回、インデックス投資の運用を上手く行かせる為に重要な事は、
『平均リターン以上を期待してはいけない』こと
平均以上のリターンは諦める覚悟が必要です。
この、”労せずに平均のリターンが得られる”というメリットと
”平均以上のリターンは諦める”というデメリットは対になっており、
ここをしっかり理解しておく必要があります。
しかしながら、直近の米国株の上昇もあって、インデックス投資を始めて良かった!と考える投資家の大半が、”大きく評価益が出ているから”という理由を上げています。
このような思考でインデックスの積み立て投資を行うと、いずれ来る評価損を抱えるタイミングで
”評価損が出ているから”この投資は間違っていた、という結論になってしまうでしょう。
インデックス積み立て投資においては、初めから結果はわかっているようなものであり、その評価益如何に関わらず、
「事前のプラン通りに計画的に積み立てる事が正解」
とし、ここにゴール設定をした方が上手くいくでしょう。
そして、現状を冷静に分析してみると、昨年は約30%、今年もそれに近い上昇率であることから長期的に見れば高値圏で積み立てている状況です。
このようなタイミングで買いけたポジションは長期的に見れば評価損が発生する要因ともなるわけで、
”評価益が出ているから良い”どころか
直近のパフォーマンスが良い→高値圏→長期的に見れば評価損
となる事から、積み立てたポジションがどんどん評価損になるぐらいの方が安心して積み立てられると個人的には思うのですがどうでしょうか(笑)
実際、コロナショックで買い付けたポジションは2倍になっていますから、
直近のパフォーマンスが良いのはあまりうれしい状況ではない気がしますね。
●インデックス投資であっても相場の本質、人間の本質は変わらない
実際にプラン通り実践すれば、ほぼ平均的なリターンが確約されているインデックス投資ですが、当然ながら失敗するケースもあり得ます。
昨年のコロナショックのような株価下落の局面(暴落)は数年に一度訪れるものであり、そのような場面で積み立てるのは容易ではありません。
米国株の主要指数であるS&P500の過去のデータを見ると年間で-50%近いマイナスだった年もありますし、3年連続で2桁マイナスで-40%減などの時期もあります。
ここまで下がると経験値の高い投資家でも買い増しを躊躇してしまうでしょう。
いやいや、そんな事はわかっている、というインデックス投資家も多いと思います。
しかし、わかっているのとそれを理解し行動に移せるのはまた別のレベルなのです。
今までインデックス投資で失敗した、辞めてしまった方々もそんな事は当然分かってたハズなのです。
では、なぜ多くの投資家は失敗してしまうのか・・・・
以下のようなシチュエーションを想像してみて下さい。
かれこれインデックス投資を20年積み立てて、資産が3000万になりました。
あと10年でFIREです。セミリタイアです。老後も安泰です。
そのタイミングで昨年のような株価下落が起き、評価額が2000万となり1500万に
なった時、それでも平然と積み立てられる自信があるでしょうか??
その資産は自分の老後資金であるかもしれませんし、FIREの夢を実現するための資金です。
”ここで損切りしないともっと損失は拡大するかもしれない”
”ここで損切りすれば、理想のFIREは無理でも、最悪の生活は維持できるかもしれない”
”ここで損切りしないと、老後はひもじい生活をずっとする事になるかもしれない”
この苦しみから逃れたいという気持ちと、損切りして安心したい楽になりたいという葛藤で悩むことになります。
数千万の運用額となり、それが今後の人生を左右するものとなると、夜も眠れなくなり、ひどくなると吐き気を催したりする方もいます。
そこで我慢できずに損切りしたところが大底というのも良くある事です。
そういう方が耐え切れず売る場面が最終局面で売り手が居なくなるからです。
暴落が来ると買うのが難しいのは個別株でも米国株でもインデックス投資でも変わりません。
実際、去年のコロナショックでも、世界経済は終わるなどニュースでも騒がれますし、さっさと株を売るべきという声も多かったです。
そういう、声に惑わされる事なくプラン通り計画的に買い付ける、この正解が簡単なようで難しいという事が少し理解して頂ければ幸いです。
インデックス投資のご利用は計画的に(笑)
では次回もお楽しみに!
ー夢幻
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夢幻
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