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コロナウィルスの変異株の情報が徐々に明らかになり、
致死率の低さが分かってきました。
日本株市場もそれを好感し、
日経平均株価は2万8500円台を突破しました。
その一方で、中国の恒大集団が
初のデフォルトに陥ったと報道され、
中国の不動産バブルの崩壊懸念が出ています。
市場全体の話題が豊富に出ていて気になるところですが、
私個人としては、別の気になることがありまして。
その気になることとは。。。
逆張り戦略でトレードしたある1銘柄の大損です(苦笑
直近の株式市場の急落で、
逆張り戦略のトレードがたくさん発生しました。
その中の1銘柄のなのですが、
銘柄コードは「39〇〇」です。
あまり公開するのもよくない?らしいので伏せましたが、
この銘柄で約50%の損失が出ています。
空売りのトレードでは、比較的よくあることなのですが、
買いから入るトレードで、このクラスは久しぶりです。
仕掛けた直後から株価は下がり続け、
下落途中にはストップ安も食らっています。
毎日含み損が膨らんでいくのを見て、
非常に憂鬱な気持ちになりました(苦笑
実は、この銘柄は、私に限らず、
逆張りトレードをした方がいたみたいです。
久しぶりの大外れを引いた私ですが、
それほど深刻には受け止めていません。
ムカついたのは間違いありませんが(泣
なぜ、それほど深刻に受け止めてないかというと、
損失率自体は約-50%ですが、
損失額で考えるとそれほど大きくないからです。
運用資産全体で考えると、損失額は1%にも満たないです。
ですので、運用資産はほとんど減っていない、
むしろ今回の急落で少しだけ利益が出たので、
トータルでは運用資産に増減はありません。
今回のこの大外れトレードですが、
間違いなく「事故」と呼べるものです。
事故トレードは、毎年必ず1銘柄は掴む印象です。
この事故トレードは、いくら売買ルールを改善しようと、
毎年なんらかの戦略で発生しています。
正直ルールをいくら改良したところで、
いたちごっこな気がします。
仮に、今回の「39〇〇」が売買ルールの改良で
バックテスト上のトレードから消えたとしても、
それは将来の事故トレードの回避につながるかと言われると、
そんなことないと思います。
むしろ、消えたと思って安心してトレードしていると、
いつか想定外の事故トレードを掴むと思っています。
実は、今回私のところに、かなり相談が来ました。
相談内容的には、
・損が膨らんでいるけど、ルール通り手仕舞いしたほうがよいか?
・このハズレトレードを今後掴まなくて良い方法はないか?
といったものが多かったです。
それぞれの質問に対しての回答は、
【Q】
損が膨らんでいるけど、ルール通り手仕舞いしたほうがよいか?
【A】
わからない。
ルール通りに手仕舞いした場合と、
自分の裁量で手仕舞いした場合、
どっちが正解かは神さましか知らないです。
ですので、自分がその決断をしたときに、
後悔しないほうを選択したほうが良いです。
上記のような回答をしました。
冷たいようですが、この回答しかできないです。
むしろ私も同じ銘柄をトレードしているので、
上の質問の答えを知っている人がいるなら教えてほしいです(笑
個人的には、どっちでもそんなに変わらないと思っています。
ルール通りの手仕舞いでうまくいくこともあれば、
裁量で手仕舞いしたほうが上手くいくこともあります。
サイコロの丁半博打みたいなものだと思います。
何回か試行してみると、
そんなに損益は変わらないように思います。
ですので、いちいち裁量で手仕舞いを考えるのが面倒なので、
私自身はルール通りに手仕舞いします。
【Q】
このハズレトレードを今後掴まなくて良い方法はないか?
【A】
あるのかもしれないが、
それを考える前にまず真っ先にするべきことがあります。
私に相談をしてきてくださっているということは、
今回の事故トレードが気になって気になって仕方がないほど、
その損失額が大きいということが推測できます。
運用資産が大きく減っているのではないでしょうか。
事故トレードはどんなに条件式を足しても、
100%回避することは不可能でしょう。
よって、事故は100%発生するものと考え、
事故が発生しても、痛くないようにルールを作るべきです。
具体的には、1銘柄に投資する資金量を減らしましょう。
今回の事故トレードで、運用資金全体の5%以上失ったのならば、
間違いなく、1銘柄に投資する資金量が大きすぎます。
事故が起こっても問題ない水準まで、
1銘柄に投資する資金量を小さくしましょう。
できれば、3%以内に収まるようにしたいところです。
たった1回のトレードで資産の5%を失うと、
それを取り戻すのに結構な時間がかかります。
その間は、気持ちも晴れず憂鬱だし、何もいいことはありません。
売買ルールの設定の改良に目を向ける前に、
事故は必ず発生すると考えて、リスクの取り方を変えましょう。
売買ルールの設定の改良を考えるのは、そのあとです。
私に急いで相談しなければならないような状況になるような、
リスクの取り方は非常に危険です。
上記のような回答をしました。
今回、事故トレードを掴んでしまった方は、
上記のことを見直してみてほしいです。
たいていの事故トレードは、1銘柄の投資金額を抑えれば、
そこまで気にならない損失に封じ込めることができます。
ですので、私は、感情ではムカつきましたが、
実際の資産ベースではほぼ棄損なしです。
ルールの改良ももちろん大事なことだと思いますが、
まずは「1銘柄に投資する資金量」を見直してください。
今回のトレードは高い授業料と考え、
将来同じ轍を踏まないようにすれば、
将来の大損を回避することができます。
また、今回は事故トレードを掴まなかった方でも、
将来掴む可能性は十分にあります。
今の1銘柄の投資金額で、
約50%の損失を被った場合をイメージして下さい。
もし、運用資産が大きく減る場合には、
修正が必要でしょう。
今回の内容についてドキッとした方は
ぜひ、ルールの見直しをしてみてくださいね。
ー田村祐一
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田村 祐一



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