オミクロン株ショックで日本株が大暴落すると下値の目途は幾ら?【夢幻】



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夢幻です。

いよいよ2022相場がスタートしました。

目立った動きとしては新興市場の急落です。

マザーズ指数は年末の988ポイントから4日足らずで862ポイントまで
一時12.7%の急落、大きく売られる展開となりました。

理由としては、やはりコロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大の懸念です。

新型コロナ対策関連銘柄である川本産業(3604)、中京医薬(4558)などが
ストップ高となるなど、大きな動きを見せました。

2020年のコロナショックの前もこれらの銘柄は大きく値を伸ばしており、短期間に株価は8倍ほどになっていたことから、コロナ拡大懸念の指標として値動きを注視しておきたい銘柄です。

最近のオミクロン株のニュースを見ると、もっとも脅威にさらされているのが沖縄県で1日の感染者数は7日間平均で1000人弱と早くもデルタ株のピークの数字を上回っています。

さて、ここでオミクロン株について整理すると
・感染力はデルタ株の約1.5~3倍
・感染・発症した場合の重症化・死亡リスクはデルタ株と比べ低い

とのことで、第6派のピークは2~3月で東京の1日あたりの感染者数はデルタ株のピークを越え数万~5万人程度まで増える試算もあります。

幸いなのが、デルタ株よりも重症化・死亡リスクが低いとされる点と、ワクチン2回接種で感染予防効果は低いものの、重症化予防効果は多少あることでしょうか。

しかしながら、感染の急拡大により、感染者の母数は数倍に引きあがるため、
重症化数や入院者の絶対数はデルタ株を越えると予想されています。
ここからは各々の感染予防により、数字は抑えられるので、気を引き締めて行きましょう。

ところで、気になるのが沖縄県で医療関係者が大量に休職しているというニュースです。

これは、オミクロン株が急に感染拡大したため、濃厚接触者の母数も増えてしまっており、医療従事者もかなり濃厚接触者に該当するため休職せざるを得ない状況になっているとの事。

全体的にみたオミクロン株のリスクがデルタ株と同程度だと仮定しても、医療従事者の休職が大量発生すると、医療崩壊につながり、死亡リスクが高まってしまうと思います。

これを防ぐには、感染した際のリスクの低下の程度に応じて、濃厚接触者の基準(閾値)を引き下げる必要があります。

他にも、ブースター接種の前倒し、コロナ治療薬をどう使っていくかなど、スピーディーな意思決定が要求されるので岸田政権に上手く舵取りしてもらいたいところです。

ここを上手くやらないと、デルタ株以上に自宅療養中の重症者が増え
デルタ株よりもオミクロン株の脅威があらわになってくると思います。

日本では海外のような一日数十万というオーダーの感染拡大は起きていませんが、
オミクロン株での舵取りに失敗し、仮にそのような水準まで母数が増えると
株価に与える影響も大きいと思います。

最悪のケースで、2020年2月のコロナショックと同程度の大暴落が
起きると株価はどこまで下落するのでしょうか。

2020年のコロナショックでは、1か月強で、

日経平均が約31.5%の下落
マザーズ指数が38%の下落

となっていました。

オミクロン株の株価下落の起点を12月下旬あたりとすると、
この時の日経平均株価は約28800円
マザーズ指数は1000ポイントだったので、

コロナショックと同等の株価下落(率)が起こると

日経平均は19730円
マザーズ指数は620ポイント

辺りが下値の目途となります。

ワーストケースを想定して、このあたりの数字は把握しておき、大暴落が来ても冷静に対処できるよう心構えをしておいてください(笑)

最近気づいたのですが、儲かる皮算用をするトレーダーは沢山いますが、
損する皮算用、つまりワーストケースを考えるトレーダーは圧倒的に少ないですね。

相場は生き残る事が最優先ですが、ワーストケースが起こった時に、
冷静に立ち回れるかは、こういった事前の心構えが重要になります。

想定外の事が起こった時にミスが出やすくなりますから気を付けましょう。

最後になりますが、今年の目標です。

1.毎日トレードを継続すること
2.通年損益プラス
3.年末に年初残高より資金が増えていること

これは基本毎年変わっていません。

今年は、トレードはもちろん継続しつつも、検証にかける時間を増やし、運用の手間や評価などは減らしていこうと考えています。

次回もお楽しみに!

 

―夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。