乱高下する2022年相場を乗り切るポイントは?【西村剛】



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オミクロン型の感染拡大、金融緩和縮小、ウクライナ情勢・・・

2022年に入って株式市場が大きく変化してきています。2022年の相場は、これまでの投資法ではうまく行かない可能性が高そうです。

2021年後半までの相場は、2020年のコロナショックにより世界的な金融緩和が行なわれた結果、

【買って持っておくだけで儲かったバブル相場】でした。成長期待の高そうなマザーズ銘柄を買って持っておくだけで大きな利益が期待できた相場だったのです。

しかしながら・・・「金融緩和縮小、金利引き上げ」とともにバブルははじけ、加えてオミクロン型の感染拡大やウクライナ情勢の緊迫化で株価が急落しているのが今の相場でしょう。

つまり・・・2022年はバブルが弾けた相場ということです。

バブルは弾けたわけですから、これまで過大に評価されていたマザーズ銘柄は大きく下落し、大型株もじわじわ下がる相場になっているのです。

バブルが弾けたわけなので、これまでのように株価が大きく上昇する相場を前提にトレードしても勝てません。

むしろ、バブルが弾けたことにより相場が下落していくことを前提にトレードしたほうがよいでしょう。

特に今のような下落相場で気をつけたいのは【保有期間】です。下落相場ですから買って持っておくだけではじわじわ損失が拡大してしまいます。ですので、株価が急落したタイミングで買い、ある程度反発したら売るような短期トレードを繰り返していくことが下落相場の生き残り法だと考えます。

この手法、裁量トレードではなかなか難しいのですが、システムトレードにおいては比較的簡単です。

あらかじめ下落時に強い逆張り戦略を複数用意できれば、あとはシグナルにしたがってトレードしていくだけです。

ですので、システムトレーダーの多くは、「株価の暴落」がチャンスだと考えているのです。

もしあなたが、

・買ってから持っている銘柄の含み損が拡大している・・・
・塩漬けしている銘柄がたくさんある・・・
・買うタイミング、売るタイミングを勘に頼ってうまくいかない・・・

といった悩みを抱えているのであれば、この機会にシステムトレードを身につけてはいかがでしょうか。システムトレードのスキルを身に付けトレード出来るようになれば、上げ相場でも下げ相場でも比較的安定した成績を残すことが可能だと思います。

2022年もまだまだこれからです。2022年を乗り切るためにもぜひシステムトレードのスキルを学んでみて下さい。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。