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夢幻です。
ウクライナ情勢を受けて軟調な相場が続いています。
24日にはロシアがウクライナに軍事侵攻を開始したと報じられ
日経平均株価は26000円を割り込み年初来安値を更新。
日経平均株価はこれで4日連続ギャップダウン、5日連続続落となりましたが
金曜日にナスダックの大幅反発を受け、26000円台に戻しました。
日経平均24000円~26500円の価格帯は2020年11月に殆ど揉みあう事もなく上昇したため、出来高が少なく相場の真空地帯と言えます。
下値24000円まで急下降する可能性については意識しておきたいところです。
マザーズ指数も続落が続き遂に650ポイントまで下落しました。
昨年後半から続く株価下落に遠方とは言え、国際的に金融市場に影響を与える紛争が起きている状況で、相場の舵取りも悩ましい場面が続きますね。
このような場面でどうポジション取りをするのか悩ましいという方もいるでしょう。
基本的な立ち回りは、ポジションをクローズし場が落ち着くのを待つのが正しいと言えます。
何故なら、ニュース一つ一つに相場が大きく動きボラティリティが高まる場面だからです。
これまで解説した通り、相場のボラティリティが上昇する事により個々の銘柄のボラティリティも上昇します。
つまりリスク量が上昇するのでポジション量を抑えてリスク量を減らす事が基本的な対処と言えます。
〇決算シーズンのオーバーナイト損益は? 検証データから決算持ち越しの有利不利を判定する
1月~2月末まで決算相場が続いています。
保有銘柄で決算日を迎えたらどのように対処するのが良いでしょうか?
私の答えはシンプルで”決算日を跨がない”あるいは決算日は決算銘柄のポジションを減らすが正解だと考えています。
何故なら、決算後の株価のボラティリティは急上昇し、リスク量が上がるからです。
なんとも簡単な答えですね(笑)
これだけでは少しつまらないので、もう少し決算日跨ぎについて検証を行い調べてみました。
まず、2021年の決算発表日を調べてみたところ、以下の件数となりました。
1月 1011
2月 2549 〇
3月 243
4月 834
5月 2743 〇
6月 239
7月 1157
8月 2422 〇
9月 240
10月 1095
11月 2491 〇
12月 251
〇を付けた2月、5月、8月、11月を決算(シーズン)月、
それ以外の月を決算(シーズン)以外の月
としてオーバーナイトの持ち越しの損益を調べてみました。
決算日だけでなく決算月のすべての日を跨いだ損益となるため、
決算日当日跨ぎの正確な評価は出来ません
しかしながら、この検証で決算月の方が明らかに持ち越しの損益が良い場合は
決算シーズンは”積極的に持ち越した方が良い”と言えますし、
逆に持ち越しの損益が良くない場合は”持ち越しは慎重にするべき”と言えると思います。
なお、主な条件は以下のとおりです。
検証期間:2013年1月~2022年2月
株価:100円以上
当日、3日平均、10日平均の売買代金が3000万以上
東証一部銘柄のオーバーナイト損益
決算期・・・0.060%
決算期以外・・・0.044%
新興銘柄(2部銘柄含む)のオーバーナイト損益
決算期・・・0.065%
決算期以外・・・0.065%
上記の事から、決算シーズン全体の持ち越しについて有利不利はあまりないように見受けられます。
決算持ち越しの過度な期待は禁物ですね。
やはり、決算日にはボラティリティの急上昇に備えポジションを減らし、跨いだ後に過剰に売られるようなら買い向かえるぐらいの余裕がある方が有利に立ち回れるのではないかと思います。
では次回もお楽しみに!
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