まもなく東証の市場区分の再編。私がシステムトレードの達人を選ぶ理由【夢幻】



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夢幻です。

いよいよ市場区分見直しの施行日まであと1週間ほどと迫りました。

東証の新市場区分とは、現在の市場区分である

・東証一部
・東証二部
・JASDAQ(スタンダード・グロース)
・マザーズ

を一旦、取っ払い

新たに

プライム市場
スタンダード市場
グロース市場

の新しい区分けで分類しなおすというものです。

学校で言えばクラス替え、社会人で言えば、部署移動といった感じでしょうか。

ある銘柄がどの区分からどの区分へ移るかは、2022年1月11日に選択結果が公表されています。

上場会社による新市場区分の選択結果(JPX)

例えば、

7203トヨタ自動車 は ”市場第一部”→”プライム市場”
4385メルカリ は ”マザーズ”→”グロース市場”

という風に、1月11日時点で東証に上場している3777社すべてに市場の割り振りがなされています。

上の図はこの選択結果と同時に開示されている”新市場区分の選択結果”の説明ですが、この図によると

・東証一部の2185社のうち、約84%がプライム市場の区分へ
・マザーズ(約430社)とJASDAQグロース(約30社)がグロース市場の区分へ
・東証二部とJASDAQスタンダード、及び東証一部でスタンダード市場を選択した企業がスタンダード市場の区分へ

となりそうです。

選択結果の一覧を見ると、稀にマザーズ銘柄→スタンダード市場に行く例外的な銘柄もありますが、ほぼほぼ

東証一部の大半→プライム市場へスライド
東証二部、JASDAQスタンダード→スタンダード市場へ統合(東証一部の銘柄も含む)
マザーズ、JASDAQグロース→グロース市場として統合

と考えて良さそうです。

さて、この市場区分見直しについて、ちょっと驚きのニュースがありました。

システムトレード3大ソフトの一角である”システム魂”が市場区分の4月からサポート終了となり使えなくなるとの事です。

どの検証ソフトも運用時には元データとなる株価データを外部サイト(データゲット等)から取得する必要がありますが、その元データにはおそらく市場区分のデータも含まれており、データの形式が変われば処理するソフトも一部修正などのアップデートをしなければならないと思いますが、そのアップデート対応が困難のようです。

シストレ魂と言えば、市場区分だけでなく業種の選択なども細かく設定し検証できるなど細やかな設定が出来たようで、熱心に使い続けていたユーザも多いので使えなくなってしまうのは残念ではあります。

シストレ魂ユーザは、既存のシストレ魂で作成したトレード売買ルールをそのまま使い続ける事も出来なくなるようで、売買ルールからのシグナル出し(ルールに合致した銘柄を出力すること)をするには、自分で同等の出力プログラムを作るか、他のシストレソフトに売買ルールを移植する必要があると思います。

候補のシストレソフトとしては、シス達やイザナミがありますが、使っているテクニカル指標の計算の仕方や細かい機能の設定が制限があったり異なっている点などがあり、上級者で細かい設定やストラテジーの分類している方ほど移植は大変となりそうです。

幸い、システムトレードの達人はこの市場区分への対応もバージョンアップ対応がなされるとの事で良かったです。

シストレ魂ユーザからの移行先としては、システムトレードの達人とイザナミ、のどちらもあるようです。

ストラテジーの条件式の設定のインターフェースがシストレ魂とシス達は平文形式、イザナミはパレット形式とシス達の方が互換性が高そうだったので、イザナミに移行する人も結構いたのは意外でした。

私は両方ライセンスを持っていますが、システムトレードの達人をメインで使っています。

私がソフト選びで重視するのは

・シストレソフト開発者がシステムトレードについて深く理解している事
・シストレソフト開発者の運用実績で優れている事
・シストレソフト開発者がマーケット(株式市場の制度等)について深く理解している事
・シストレソフト開発者の開発能力が優れている事
・シストレソフトの機能が優れている事
・シストレソフトの検証速度が速い事

で、システムトレードソフトが機能が豊富であるかよりも、ソフトを作っている人がマーケットやシステムトレードに精通しているかを最重要視しています。

なぜかというと、

開発者がマーケットに精通していないと、間違った検証結果(自分が予想する検証結果と違う結果も含む)が出てしまったり、

開発者がシステムトレードに精通していないと
開発者が複雑な機能を作り、それが原因でカーブフィッティング(オーバーフィッティング)が起こる

などが考えられるからです。

シス達はやはり開発者である斉藤さんがこれらの点で抜きんでていると感じます。

とはいえ、どのソフトもユーザーが沢山居て、どのソフトでも結果を出している人は沢山いるのでどのソフトを使っても問題は無いですが、どの機能も使っても適切な(再現性の高い)結果が出ているのかは自分で考える必要があります。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

 

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。