暴落で恐怖を味わえた人は幸運?【田村祐一】



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2022年相場の約4分の1が終わりました。

この3か月の株式市場は大荒れと言っても良いでしょう。

2020年のコロナショック以降、
はじめての急落相場と言ってもよさそうです。

最近twitterや周りの話を聞くと、

どうやら今回の急落によって
そこそこの人が投資から足を洗っているようです。

コロナショック以降に投資を始めた人も多かったので、
そういった方にとって、今回の急落は
初めて体験するかなり厳しい相場であったと言えるでしょう。

急落や暴落相場と言うのは、
正直実際に体験してみてはじめて怖さを実感します。

私は投資歴で言うと約15年あるのですが、
初めて体験した暴落はリーマンショックです。

当時大学生で、少額ながら運用していたのですが、
あれ以上の恐怖は人生で感じたことはありません。

元手資金数十万円を手にして、
レバレッジを約2倍で運用していました。

ビギナーズラックもあり、トレードする銘柄は連戦連勝。
正直「自分は天才だ!」なんて思っていました。

儲けた一部で高い服を買ったり、パチンコで消したり、
見栄を張って後輩におごったり、
今考えると相当無駄なお金を消費したように思います。

しかし、リーマンショックによって、
一気に恐怖のどん底に落とされます。

リーマンショックの発生によって、
私の資金が-60%程度まで減少しました。

しかも、決済がまだ済んでいないものあり、
損失がさらに膨らむリスクすらあり、

その渦中にいるときは、夜も眠れなかった記憶があります。

リーマンショックで最終的には約50%の損失で終わりましたが、
今でも1年に1回程度夢でその時の再現を見ることがあります。

今回の急落は、ここまでの損失は出なかったでしょうが、
コロナショック以降に始めた投資家の方にとっては、
非常に怖い思いをされたのではないでしょうか。

しかし、今回の急落で怖さを感じることができたのは、
将来的には【幸運】であったのではないかと思います。

株式投資を始めたばかりの時は、

リーマンショックやコロナショック等のチャートを見ても、
実際にトレードしていないので、なかなか怖さを実感できません。

暴落相場の怖さは、実際に体験したものにしか、
絶対に想像できないと思います。

今回の急落で感じた恐怖は、
忘れずに次の投資に活かしたほうが良いです。

恐怖を感じたと言うことは、
つまりリスクの取り方が過大すぎたと言うことです。

今回の急落で含み損が一時的にでも2割を超えていた場合には、
リスクの取り方について考えたほうが良いでしょう。

もし、リーマンショックやコロナショック級の暴落だったら、
その損失は間違いなく40%は超えていたでしょう。

株式投資を始めるきっかけと言えば、
「儲けたい」という欲望であることがほとんどだと思います。

実際に私も、大学生当時、
「儲けて美味しい、高級焼肉を食べたい!」
というしょうもない願望から投資を始めました。

しかし、15年の経験を積んだ今の私は、
リターンよりもリスクのほうに目を向けることが多いです。

どんなに一時的に大きく儲けても、
それが継続できなければ、それはただのギャンブルです。

リーマンショックやコロナショックは数年に1度、
今回のように、ちょっとした急落なら年に1、2度発生します。

これは株式投資を行っていれば、
絶対に避けることができない事象です。

この避けては通れない事象が起こっても、
投資が継続できるリスクの取り方をしてはじめて、
【真の株式投資】をできたと言えるのではないでしょうか。

株式投資を5年連続で続けることができる人は非常に少ないです。

その5年間の成績が仮にマイナスであっても、
続けることができたのであれば、
それは間違いなく投資の才能があります。

なぜなら、退場さえしなければ、
チャンスは再度めぐってくるので。

5年間の成績がマイナスであっても、
リスクの取り方が間違っていないので、

あとは儲かる投資手法を身につければ、
安定して勝ち続けることができる投資家になれます。

長年相場で生き残っている人ほど
リターンよりもリスクの管理が上手いです。

世の中には、こうすれば儲かるというノウハウは多いのですが、
こうすれば失敗しない、退場しないというノウハウはほとんど見かけません。

一度出版社から書籍の執筆依頼が来て、

「失敗しない投資技術(徹底したリスク管理)」
という内容を書きたいと言ったら、ボツにされてしまいました。

なぜなら、それでは本が売れないからだそうです(苦笑

「多くの投資家が求めているもの=リターンの増大」なので、
そんな本を書いても、誰も手に取ってくれないそうです。

多くの人が求めるものと、本当に大事なものが、
一致しないことが株式投資が難しいと言われる理由なのでしょうね。
(これはあくまでも私個人の主観です)

「リスクを減らす=長期的なリターンの増加」だと私は思うのですが。

いかんせんリスク関連の話は聞いてて面白くないので、

この良さと重要性をわかるのは、
暴落の恐怖を心の底から味わった人だけですね。

もし、今回の急落で恐怖を味わった方は、
ぜひ「リスク」に目を向けてみてください。

それは将来確実に起こる暴落で、
あなたを助けてくれるでしょう。

ー田村祐一

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