東証の市場区分の見直しから一週間、シストレソフトの稼働状況など【夢幻】



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




夢幻です。

4/4の東証の市場区分の見直しから無事一週間が経過しました。

今のところ大きなトラブルもなく、取引所は稼働しているようです。

証券会社のツールもアップデートされいますが、私の使っている証券会社は今のところクリティカルな不具合もなく取引出来ています。

システムトレーダーにとっては、運用に使用しているシステムトレードソフトが運用出来るかは気になるところでしょう。

幸い私の環境では、システムトレードの達人で運用が出来なくなるという最悪の事態は免れ、運用は継続出来ています。

私はアップデートの際に、シグナル出しのPC環境をコピーして2パターンに分けて動作確認を行ってみました。

理由としては、市場区分は4/4からスタートしていますから、4/4分の株価データから株価配信データ(データゲット等)は新市場に対応した形式に置き換わります。

正規の手順は4/4の株価データの更新前にソフトを新市場バージョンにアップデートしますが、場合によっては古い場合のシス達で株価データの取り込み、シグナル検索を行ってしまうケースもあり得ると考えられるからです。

そこで、シグナル検索環境を2つにコピーし

①4/4の株価データ取り込み後にシグナル検索(バージョンUPを忘れた人の手順)

②4/4の株価データ取り込み前にソフトアップデート→株価データ取り込み→シグナル検索(正しい手順)

に分けて動作を確認したというわけです。

まず、①のケースでシグナル検索したところ、シグナル検索自体はエラーなく完了しました。

しかし、シグナル検索が出来たのは、一部のストラテジーのみでした。

それらの共通点としては、銘柄一覧ファイルを読み込んでいたストラテジーのようです。

 

恐らく、旧市場の区分を選択していなかったため、正常にシグナル検索が出来たのかなと思います。

また、旧市場を選択していたストラテジーはシグナル検出がされていないようでした。

上記の挙動を確認したのち、バージョンアップ作業を行い、シグナル検出したところ、正常にシグナル検索が出来ました。

 

次に、②のケースです。

4/4にバージョンアップして株価の取り込み、シグナル検索をかけたところ、シグナルのリストは一通り出力されました。

ただしそもそも”正しいシグナル”を株価データから算出するのは困難なため、あくまでいつもと同じようなシグナルが出ているかという点で出力漏れはなさそうでした。

ただ、発注条件のところの出力が条件式が表示されているストラテジーがありました。

例えば、

翌日・指値(〇〇円)

のところが、

翌日・指値(高値+○%)

のように表示されていました(;^_^A

サポートに問い合わせたところ、原因は調査中ですが、対処法は該当のストラテジーをシス達・バックテストソフトで開き、上書き保存すれば良いとの事で、試したところ、表示が正しいものに変わりました。

後、もう一点としては、デイトレ仕掛けの引けストップの手仕舞いが出来ずに翌日の決済注文が残ってしまうというもの

例えば、

・デイトレ買いで引けストップ高なのに決済されない
・デイトレ売りで引けストップ安なのに決済されない

という現象を確認しています。

デイトレ買い→引けストップ安、デイトレ売り→引けストップ高 であれば引けで決済されないのは当然の処理なのですが、旧バージョンでは決済されていた注文が残ってしまっていました。

こちらも調査中との事ですが、運用上は決済注文を無視してしまえば問題ないので実運用上は影響ありません。

こんな感じで少しトラブルはありましたが、現状は問題なく運用出来ています。

指値の表示ミスは2日間程、自分で注文価格を計算しなければならなかったので、かなり大変でした。

 

膨大な株価データと複雑なストラテジーから合致条件を出力するというシグナル検出ソフトのありがたみを感じる今回の市場再編でした。

ソフトのサポートセンターは色々な問題が発生し大変だと思いますが、頑張って頂きたいと思います。

では次回もお楽しみに~!

 

ー夢幻

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。