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夢幻です。
今週はSNS界隈をダブルスコープ関連のツイートが席巻しました
金融関連のトレンドに”ダブルスコープ”、”ダブスコ”が連日入り
これだけ個別銘柄名がトレンドに入ることは過去にも例が無いと思います。
●ダブルスコープ大暴落の流れ
ことの顛末をざっくり解説するとダブルスコープの子会社で韓国にあるWCPという企業があるのですが、それが韓国新興市場(KOSDAQ)に上場(IPO)する予定でありました。
ダブルスコープはそのWCPが上場することを前提にその際の企業価値(時価総額)の持ち分が上乗せされて評価され直近ではここ半年ほどで株価は4倍になっていました。
しかし、先々週末の9/16頃にそのWCPのIPO時の評価額(公募価格)が予定よりもかなり低いとのニュースが出て、その日にストップ安の2479円まで下落しました。
その後は、19日に公募価格が下がることが確定となり、以降は場中に寄り付くことなく翌週明け20日、21日と連続ストップ安で1579円からの制限値幅4倍適用の対象に
翌22日の株価の値幅は下方1600円、上方400円となり1~1979円となりました。
結局22日は1469円と以外と高く寄り付く結果となり、値が飛んだ分の下落率は
2479→1469円と31%に留まりました。
下落を始める直近9/15の中間値をとると3065円となり、この価格での下落率を計算すると3065→1469円で52%、ようやく半値を超える程度となります。
ダブルスコープはプライム市場銘柄ですが、個人投資家が多く参加しており、値動きの荒さ(ボラティリティ)は新興市場並みと考えるのが自然です。
であるならば、値が50%飛ぶことは新興銘柄では日常茶飯事なので、それを踏まえたリスク管理、ポジション取りをしなければなりませんが、どうやらダブルスコープ1銘柄に集中投資でフルレバ(レバレッジ3倍以上)で勝負していた個人投資家の方が結構いたようです。
これだと33%の株価の下落で原資0となりますので、値が飛んだ部分の31%の下落でほぼ原資が飛ぶ計算、当然もっと買値は高いので追証を通り越して22日の株価で減資が溶け、借金となった方もちらほら
もちろん信用取引で追証になったりすることは自分自身も経験がありますが、借金となると自分も経験はありませんし、周りでもなった人を見たことがありません。
ふつうはある程度銘柄を分けたりしますので、1銘柄が例え50%下落しても全体としては1割、2割の負けで済む程度のはずです
しかし、今回ここまで被害が大きかったのは”信用取引も良くわからない初級者が大挙してダブルスコープに一本投資していた、言い方を変えれば買い上げていたというところ
です。
典型的なバブルが弾けた実例といえますが、それがひとたび巻き戻す展開(株価が下がり、売り優勢となること)になると酷い展開になるのは目に見えていますが、参加している人はそんな事も考える余裕はなかったのでしょう。
●ダブルスコープの暴落中の逆張り買いのポイント
今回、私は以下の日にちのPTSにて売買を行いました。
9/16 ストップ安2479円のPTS(JNXのナイトセッション)
9/20 ストップ安1979円のPTS(JNXのナイトセッション)
9/21 ストップ安1579円のPTS(JNXのナイトセッション)
注意するポイントとしては以下の点です
・ダブルスコープは現引停止となっているため、信用ポジションを現引きしてPTSで安値で投げてくる事は期待出来ない
現物ポジションを投げてくる可能性はある
・PTS(Chi-x)の板や約定履歴も観察して参考とすること
・ストップ初日(16日)のPTSでは空売り組の買戻し(両建て)の買いが入る可能性があるため、ある程度売買が落ち着いてから買う
・ストップのまま連日値下がり続ける可能性もあるため、日にちの分散、時間の分散などで平均単価を均し、高値掴みを避ける
・PTSでストップ安付近まで売られた時は、翌日ストップ安張り付きの可能性もあるため買い付けは慎重に
結果、9/16の夜間では平均単価2050円ほどで1000株買い付け
9/20の夜間1580円で100株(この日はPTSもストップ安で張り付いたため100株のみ)
9/21の夜間では平均単価1250円ほどで900株、翌22日の朝に平均単価1330円で200株買い付け)
結果としては、9/16の夜間で買った分が-50万
9/20の買付分はほぼ同値でPTSで売却±0
9/21の夜間、翌朝で買った分が+31万
ほかにも場中に少しだけ売買して結果は-15万ほどとなりました。
結果としては、16日の夜間で買い付けた分が結局21日のストップ安まで引っ張られてしまったのが少し誤算ではありましたが、21日のPTSである程度取り返す事が出来て内容としては悪くなかったと思います。
反省する点は、16日の夜間PTSで2000円を割れてストップ安付近まで値を下げたため、1000株は持ちすぎたなと思います。
ここで枚数を減らしておけばプラスにもっていけたかもしれません。
この点は次回に活かしたいと思います。
というわけで、ダブルスコープの売買について実例を踏まえ紹介しました。
参考にしていただければと思います。
では次回もお楽しみに!
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