45歳でサイドFIREを目指す資産運用のシミュレーションプラン【夢幻】



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夢幻です。

前回、年収400万円程度の平均的な収入の投資家が、1億円を貯めてフルFIRE(※)を目指すと、
資産活用する時間が殆どなく、自分が先に死ぬ

という結果になることを説明しました。

※フルFIREとは、生活費のすべてを投資収入(不労所得)で賄い、仕事をしなくても良い状態のFIREの形式を指します

これを回避する手段として、

資産形成のゴールを1億円よりも低く設定する

という事を考えてみたいと思います。

ところで、1億円のゴール設定はどこからきているのかというと、
フルFIREするために、400万円の生活費をすべて賄う必要があるので

4%の取り崩し(4%ルール)で400万円を捻出出来る資産を計算すると

400万円÷4%=4000000÷0.04=1億円

となるからです。

当然ながら、ゴール設定を1億円よりも低く設定すると、生活費の400万円を捻出出来なくなるので、不足分は何かしらの方法で補填する必要があります。

このFIREをフルFIRE(生活費をすべて投資収入で賄う)と比べてサイドFIREと呼びます。
要は完全に仕事を辞めるのではなく、仕事のウエイトを落としながらもある程度の労働収入を得て生活費を賄うFIREの形式です。

今回は目標資産を半分の5000万円をゴールに設定してみます。

5000万円×4%=200万円で達成した場合の投資収入は年間200万円となり、200万円が労働収入で稼ぐ金額となります。

同じように、下記の条件で運用シミュレーションをしてみると

資産形成のスタート・・・25歳
毎月の積み立て額・・・12万円(年間144万円・貯蓄率36%)
インデックスの利回り・・・5%

前回の1億円のゴール設定では達成するまでに30年間かかりましたが、
5000万円を達成するには20年間ですみ、達成時の年齢は45歳です。

4%ルールに従い、毎年200万ずつ取り崩すと資産が30年後に資産が残っている確率は96%ですが、

30年後に生きている確率は

男性78%
女性90%

となり、これでも取り崩すための時間は足りませんが55歳から取り崩すよりはだいぶバランスが良くなった事がわかります。

30年取り崩した後の年齢も75歳なので
平均寿命が84歳、健康寿命が74歳であることを考えると丁度良いかもしれません。

労働収入として稼がなければならない収入も400万円→200万円と大幅に減らす事が出来るので、仕事の負荷も減らす事が出来て、仕事の選択肢も増えます。

例えば

・リモートワークで出来る仕事に転職する
・日々の働く時間を減らす
・週の働く日数を減らす
・自分の好きな仕事、やりたい仕事に転職する
・起業し、趣味を仕事にする

400万円という収入を得るには、それなりに責任のある大変な仕事や、残業など時間・体力的にも負荷の高い仕事をやらなければならない現実もあると思います。

収入を落としても良いのであれば、自分のやりがいや好きな事を重視した仕事選びもやりやすくなるので、かなり現実的なFIREのプランになったのではないかと思いますが如何でしょうか?

今は、フリーで仕事を受けられるインフラも整いつつあるので、自分の好きな仕事でどのぐらい収入が得られそうかなどを見積もって、資産形成プランに役立てても良いかもしれません。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。