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早いもので今年も残すところわずかとなりました。
2022年の相場を振り返ってみると、2021年までの金融緩和相場から2022年に入って金融引き締め相場に変わったことで、コロナショック後の2020年、2021年に通用していた株を買って持っておくだけの戦略が通用せず、日米の株式市場ともに下落トレンドに入ったのが2022年の相場と言えるでしょう。
では2023年の相場はどのように動くでしょうか?
おそらく世界的な金融引き締め局面はもうしばらく続くなか、インフレや金利高により世界景気が悪化しだすような展開となりそうです。
●インフレが進み企業業績が悪化
●インフレ抑制のために金利引き上げが続き、企業の設備投資が鈍化する
●金利高により住宅ローンの負担が増え、マンション等住宅販売が悪化する
このような形で、徐々に実体経済の悪化が鮮明となるのが2023年でしょう。
特に企業業績に関しては2024年3月期の会社予想が発表される6月の決算発表に要注意です。大企業ほど保守的な予想を出す場合が多く、2024年3月期に関しては減収減益予想を出してくる企業が増えるのではないかと考えています。
このように考えると2023年の相場は
●景気悪化を織り込む相場
となりそうです。
景気悪化局面においては、ちょっとしたマイナスの材料でも株価は過剰に反応し急落するケースも増えそうで、暴落局面も何回かあるでしょう。そのような相場では過剰に株価が反応した局面で買い付ける短期の逆張り戦略がメインの戦略となりそうです。
また株価が下落すると利益になりやすい空売り戦略も有効に機能しそうです。
さらに下落局面では株価が乱高下しやすく、買いと売りのデイトレ戦略も期待できそうです。
このように考えると2023年に機能しそうな戦略としては・・・
●短期逆張り戦略
●空売り(スイング)戦略
●買いと売りのデイトレ戦略
の3つの戦略はぜひ用意しておいたほうがよいでしょう。
2023年の前半は特にこの3つの戦略が機能しそうです。
まだ準備できていない方はぜひ今のうちに準備していて下さいね。
ー西村 剛
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