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2月も中旬に入りました。
日経平均は1月後半に2万7000円台を回復し、均衡状態が続いていましたが、
日本株がまたきな臭い動きとなってきました。
その発端は米国株の下落です。
1月中旬から米国において利上げ打ち止め、年内にも利下げに転じるのではないかとの期待から買われていた米国株ですが、今月に入り、予想以上に強い米国経済の状況をみて、それまでの見方が一変。利上げも想定より長期化するのではないかとの見方が強まり米国株が下落に転じ始めました。
日本株も基本的には米国株同様の動きとなっているのですが、それに加え次期日銀総裁人事の絡みもあり、きな臭い動きをし始めました。
米国においては金融引き締め局面の最終段階に入っている一方、日本においては金融引き締めはまだ始まったばかりです。
どのタイミングかはわかりませんが、ここから徐々に金利が上昇し、株価は弱含みの展開となっていきそうです。ちょうど「節分天井、彼岸底」という格言にもあるように、日本株はここから1か月程度、かなり注意が必要な局面に入ってくると考えています。
システムトレードにおいても今の状況は「ほぼポジションゼロ」の状態です。1月の株価下落時に仕込んだ銘柄の手じまいが一通り終わり、次のシグナル発生待ちといったところでしょうか。
システムトレードの状況からみると今は買い有利とも売り有利とも言えず、様子見が正解な相場かもしれません。
私たちどうしてもついポジションを持ちたくなりがちですが、ポジションを持たないというポジションを持つことも立派な投資戦略のひとつだと思います。
今はあせらず次のチャンスを待つ局面です。次のチャンスに備えしっかり余力を確保しておきましょう。
ー西村剛
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西村 剛
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