決算発表振り返り 次の本決算発表前がチャンス?【田村祐一】



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3月決算企業の第3四半期決算が一巡して、
ようやくほぼすべての決算が出揃いました。

暇な時間を決算資料の読書に使っているのですが、
今回の決算は例年と比較すると、少し特徴的でした。

その特徴は、

上方修正銘柄が少ない、上方修正幅が小さい

なぁという印象です。

今年の決算は、コロナ禍が落ち着き始め、
経済活動が再開したこともあり、
どの企業も足元の環境は改善している状態です。

よって、前年や一昨年と比較すると、
企業決算も良好な内容の企業が非常に多いです。

その割には、第3四半期時点において、
通期業績予想の上方修正が少なかったり、

上方修正しても、上方修正幅が小さい感じです。

企業ごとに理由はいろいろあるのでしょうが、
大きく分けると2種類の理由が上げらると思います。

為替の円高進行
仕入れ値の高騰

①について、米ドル為替は直近135円前後で推移しており、
昨年10月頃の1ドル150円と比較して、円高が進んでいます。

直近の円高は急激に進んだ円安の反動の側面もありますが、
為替が大きく動いていることで、先の方向性が見えにくいです。

外国で商いをしている企業や、
外国から物を仕入れている企業からすると、
為替の急変動は業績の見通しが立てにくくなります。

その結果、ある程度第3四半期決算が好調で、
上方修正しても良さそうな企業が上方修正せずに
本決算まで修正を先延ばししている感がありますね。

また、②について直近の仕入れ値の高騰も企業が
上方修正を出しにくい状況になっています。

普段生活していると実感しますが、
確実に多くのモノの値段が上がっています。

それに加え、電気代の高騰や輸送費の高騰など、
幅広い項目で費用が以前よりもかさんでいるのが現状です。

企業の中には値上げ等で対処しているところもありますが、
急激な値上げは逆に売上の減少につながるリスクもあることから、

企業はいつも以上に保守的な見通ししか出せないのでしょう。

上記2つだけが決して理由ではないですが、
結構保守的な決算発表だったなぁと感じます。

と言うことは、本決算前がチャンスです。

本決算では、上方修正の先延ばしはできませんので、
好調な企業は上方修正を行う可能性が高いでしょう。

本決算は4月末から5月中旬ですので、
それより前の2月後半から3月前半は絶好の仕込み時かなと。

来期業績も好調そうで、今期も良さそうな企業は、
株価も上がりやすそうだと思っています。

第3四半期時点で、通期業績予想に対する
売上高や営業利益の進捗率が、
80%を超えていればチェック対象ですね。

それよりもさらに高ければ要チェックです。

株式市場は、どちらとも言えない、微妙な展開ですが、
個人投資家ができることはまだまだあります。

今は、仕込みチャンスの銘柄探ししたいですね。

 

ー田村祐一

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田村 祐一

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