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米国シリコンバレー銀行の破綻に端を発して、
今度はクレディスイス銀行の破綻の懸念が出ています。
スイス当局が支援を表明したことで一旦は市場も落ち着きましたが、
世界的な利上げの波による悪影響がチラホラと出続けています。
この問題ですが、現時点ではここからさらに炎上が広がるか、
結局これ以上の問題は発生せずに終わるかは未知数です。
クレディスイス銀行が支援されても結局つぶれる可能性は否定できないし、
クレディスイス銀行以外の銀行がつぶれる可能性もあるでしょう。
どうなるかわからない状況が投資家にとって一番嫌な状況であり、
株式市場から急速に資金が流出している感じですね。
さて、私たちにできることと言えば、
この銀行の問題がどうなるかを予測することではないです。
正直、私たち個人がどれだけ時間をかけても、
この問題の答えを正確に出すのは難しいでしょう。
できることは、問題が発展する前の事前対処だけです。
・通常の運転資金よりも減らして運用
・含み損を抱えていて、反発の兆しがない銘柄の損切り(ファンダメンタル向け)
・逆張り戦略の用意を進める(システムトレーダー向け)
・浅い下落で買い付けする戦略の運用を停止(システムトレーダー向け)
何か追加で問題が発生し、株式市場が急落する前に、
上記のような事前対処をしておけば、損は小さくて済みます。
仮に、銀行の破綻問題についてこれ以上の問題が発生しなくても、
単純に「あー、良かったね」で済みますが、
追加で問題が発生すれば、株式市場の急落は不可避でしょう。
急落に備えて、事前に防御態勢を整えておけば損は小さく済むし、
急落後の反発で利益を得るチャンスにもつながります。
大事なのは、この問題は今後も続くかを当てることではありません。
こんなのに時間を費やしても、無駄だと私は思っています。
それよりも、自分の資産を防衛するための方策を考えるほうが
よっぽど有意義な使い方だと思っています。
個人的には、この問題はそこまで大きな問題には発展しないと思っていますが、
万が一のことを考えて、私自身慎重な投資スタンスに変更しています。
10年以上株式投資をしてきて、
予想を外したことなんて1度や2度どころではないので(苦笑
利上げは本来銀行株にとって追い風です。
直近国内銀行株の株価が上昇していたのも、
世界的な利上げによって、利ザヤが確保しやくなり
銀行の収益基盤の改善につながるからです。
長期的にみれば利上げは銀行業にとってプラスです。
今回のシリコンバレー銀行の破綻は、
顧客から預かった預金の投資先に問題があっただけです。
同行は預金の投資先に「債券」を選択しており、
投資割合が約7割となっていたみたいです。
直近の利上げによって、低い利率の債券価格が下落し、
同行は含み損が拡大し、破綻に至った形です。
短期的な利上げの悪影響が直撃しており、
これはすべての銀行も同じです。
しかし、債券への投資割合が大きかったことで、
シリコンバレー銀行は破綻に至っています。
同様に、債券への投資割合が高い銀行は、
短期的に苦しい事業環境となりそうですが、
ここさえ耐えきれば、銀行業の業績は回復間違いなしです。
そう考えると、銀行株が必要以上に株価が下落すれば、
投資のチャンスとも言えそうですよね。
財務健全な優良銀行に投資すれば、
大きな株価上昇が期待できそうです。
ー田村祐一
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田村 祐一



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