節約思考から解放され、有意義にお金を使い「収益」と「価値」の最大化を図る【夢幻】



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




夢幻です。

前回のメルマガで、”大半の投資家は節約思考に陥り、貧乏マインドになっていく”過程についてお話しました。

億トレなどを目指して、運用資金を増やそうとするあまりに、自分が生活を切り詰めていくうちに節約依存の状態になり、結果としてお金を使う行為を辞めてしまうというお話でした。

冷静に考えると、投資家のこのお金に対する節約思考って少し特殊なように感じます。

普通であれば、お金が欲しい理由は、いい車が欲しいとか、良い暮らしをしたいとか、将来マイホームが欲しいとか、そういう当たり前の?欲望からくるものではないかと思います。

一方で、投資家やトレーダーで、車を買うためにトレードを頑張ってます、将来マイホームを建てるために投資を頑張ってます、という人を見たことがありません(笑)

投資家にとっては、”運用資金”そのものが収益を生み出す”武器”でもあるため、これを取り崩す(出金する)のはあまりやりたい事ではないのだと思います。

一種の職業病のようなものかもしれませんね。

さて、どのような基準でお金を使っていくかの案を解説しますが、前提として、ある程度の種銭(運用資金)がたまるまでは、基本は節約思考で入金力を高める方が良いと思います。

金額にすると、大体年収よりも少ない運用資金の場合です。

この運用資金だと投資の収益も微々たるものなので、少なくとも年収以上の運用資金になるまでは自分で使う事は考えない方が良いと思います。

そして、運用資産が大体年収の2倍以上になり、運用が軌道にのって自分の実力(年利)がある程度図れるようになったあたりが取り崩して自分で使う事を考えるタイミングです。

では、どのような基準を持って、お金を使うべきかというと

①「出資者」である自分がお金を使って得られる「収益」および「価値」

②「運用者」である自分が運用をして得られる「収益」

この2つを比べて、資金を割り振り、「収益」と「価値」の総計を最大化する事です。

少しわかりにくいので具体例を示しましょう。

例えば、資格的なものは年収アップ等、換金性が高いので比較しやすいです。

少し極端な例を出しますが、”大卒”という資格で考えてみます。
所得コストが500万程度かかるとします。

①のケースでお金を使って”大卒”を取得する事を考えます。大卒と高卒の生涯年収を比べると男女ともにおおよそ5000万円の差がありますから、仮に”大卒”の金銭的価値を5000万円とすると、”大卒”という資格を取得するのは4500万円の収益アップに寄与します。

一方で、②のケースを考えます。

”大卒”の資格取得をせずに、500万円をそのまま運用するケースでは年率5%運用を40年続けると約3500万円になります。

という事は、”大卒”を取得出来るタイミングでは運用して増やすより”大卒”を取得する方が生涯において1500万円ほど価値が高いと言えます。

実際、②のケースでは収益確定しお金を使えるのが40年後なので時間的価値を考慮すると実際はもっと差があるでしょう。

このように、①(お金を活用する事での収益や価値)と②(運用の収益)を適宜比較し、資金を割り振っていく事が人生の満足度を最大化するコツかなと思います。

今回は、分かりやすい”資格”を例に挙げましたが、

・家、車を買う
・経験をする(海外旅行をする、など)

など、自分への価値を金銭的に算出出来ないものが多々あります。これは自己分析をして向き合って、都度考えていくしかありません。

大切な事は、①と②を適宜比べてお金を使うかを比較検討する機会を作る事だと思います。
投資家以外の人は①を当たり前に考えて人生を送っていますが、投資家は②に目が行くあまり、①を考えなくなるケースが良くあると感じます。

また、毎月、投資の収益の何パーセントかを自分に還元(出金)して、それを有意義に使って価値を生み出せるか考えてみるのも良いと思います。

欲しいものリスト、やりたい事リストなどを別途まとめ、その価値やコストをまとめてみれば比較検討しやすいでしょう。

出金してある程度リストの項目にお金を使っても残った場合、これ以上使い道が無ければまた証券口座に戻して運用に回せばよいでしょう。

投資家・トレーダーの性質として②にばかり目が行くと①を考える能力が落ちていくので、そういう状態に陥らないようにしてお金を有意義に活用したいものです。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。