ChatGPTで歴史は変わる?AIに人間が支配される日は来るのか・・・【夢幻】



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夢幻です。

今週、将棋界の最高棋戦の一つである名人戦がいよいよ開幕となりました。

現名人である渡辺明名人に藤井聡太六冠(藤井竜王)が挑みます。

藤井聡太六冠が勝てば、谷川九段の持っている歴代最年少名人の記録を更新することになります。

また、羽生九段に続き史上2人目の7冠達成となり、棋界の2大タイトルである竜王・名人を同時に獲得し、史上5人目の竜王名人となります。

ただ、羽生九段が7冠となった際は、7大タイトル独占となったわけですが、現在は叡王戦がタイトル戦として加わり、タイトルが8つとなったため、名人をとってもタイトル独占とはなりませんが、名人を獲得すれば残すタイトルは王座のみで、8冠独占という偉業も見えてきました。

さて、そんな将棋界ではありますが、現代将棋はここ10年ぐらいで目まぐるしく変わりました。

それは将棋コンピュータ(AI)ソフトの大頭です。

昔は将棋ソフトが人間に、ましてやプロ棋士に勝つなど考えられませんでした。

歴史が動いたのは、2013年の第2回将棋電王戦

これは、前年のコンピュータ将棋選手権の上位5つのソフトとプロ棋士の代表5名の総当たり戦で行われました。

2013年3月30日に行われた第2局でコンピュータソフトponanzaが佐藤慎一四段に勝利

ついに、公式ルール上で現役のプロ棋士にコンピュータ将棋ソフトが初めて勝利した瞬間でした。

結局、この5対5の対抗戦はプロ棋士側の1勝3敗1分けと負け越し、将棋ソフトの力が示された年となりました。

しかし、この時、プロ棋士側はトップ級の棋士が出ていたわけではありません。

プロ棋士としてもコンピュータに負けるのは避けたかったため、大会に出たい棋士は少数だったようです。

そんな中でこの大会を引き受けたプロ棋士のみで構成されたメンバーだったのです。

また、タイトル保持者がコンピュータ将棋と戦う事も、タイトル戦を主催する各新聞社の看板を背負っているわけですから、将棋連盟としてもタイトル保持者と戦わせたくないという意向もあったのでしょう。

しかし、それから4年後の2017年3月31日、ついに当時のponanzaが現名人である佐藤天彦に勝利

最高位の一角である名人のタイトル保持者にコンピュータ将棋が勝つというまさしく、棋界においてはコンピュータが人間の知能を遥かに上回った事が決定づけられた日となりました。

ここから、約5年が経ち、コンピュータ(AI)将棋を活用してプロ棋士が学ぶ時代が訪れました。

もはや、コンピュータ将棋に勝てると思っている棋士は一人も居ません。

コンピュータ将棋の指し示す手を、”何故その手が優れているのか”を深く研究していく、その過程では今まで悪手(悪い手)とされていた手がコンピュータ将棋により優れた手であることもあり、新たな可能性が示されました。

コンピュータ将棋に疎かったり、ソフトによる研究を毛嫌いした棋士は乗り遅れてコンピュータ将棋をいち早く取り入れた棋士に劣後しました。

藤井6冠もコンピュータ将棋をいち早く取り入れ、成果を出した一人と言えます。

さて、プロ棋士はAI将棋に駆逐、支配されてしまったのでしょうか?

幸い、コンピュータ将棋はプロ棋戦に出る事は認められていないため、プロ棋士は守られており、その地位は守られています。

別の角度では、AI将棋の分析が将棋中継に取り入れられることにより、初心者でも差し手の解像度が高まり、将棋の人気が高まりました。

また、コンピュータ将棋から学ぶ事で、今日の棋界のレベルは飛躍的に高まりました。

AIを取り入れる事で、人間も加速度的に進化したのです。

しかし、人間とAIとが同じ土俵で戦う事になったら、もはや人間の勝ち目はないでしょう。

昨今、話題のChatGPT(人間のように自然な会話、コミュニケーションが出来るAIチャットサービス)などでは、競合するサービスはAIに置き換わっていく事でしょう。

例えば、企業のカスタマーサポートサービスなどはこれらを使えば人手がいらなくなり、24時間対応が可能です。

また、昨今問題となっているカスハラ(カスタマーハラスメント)にも、コンピュータはストレスを感じる事なく応対可能です。

大きな流れでいうと、

知的生産性の高い仕事・・・AIに置き換わる
労働集約型の仕事・・・ロボットに置きかわる

事により、労働者は不要になります。

4つの収入形態は

・投資家(Investor)
・ビジネスオーナー(Bushiness owner)
・自営業者(Self employee)
・労働者(Employee)

がありますが、労働者がいなくなり、新たに”遊び人(Playboy)”に置き換わるのではないかと思います。

この人達はベーシックインカムのような制度で何もせず、楽しく暮らすのが仕事のようなイメージですね。

投資家・ビジネスオーナーとの富の差は一層拡大していくことと思います。

将棋の歴史から学べば、このAIをいち早く理解・活用出来る順応性の高い人が成果を出しやすい時代になるといえます。

皆さんはAI、どう活用しますか?

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。