お金を使うと関わる人を豊かにし、お金を使わないと様々なサービスが消滅する



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夢幻です。

前々回のメルマガで、優待投資家の桐谷さんを紹介しましたが、あることが気になってさらに調べてみました。

桐谷さんのステータスは

・年齢・・・73歳
・運用資産額・・・約4億円
・保有銘柄・・・約1000銘柄で優待株と高配当株を中心に保有
・仕事・・・投資家、優待投資での講演活動やインタビューなど
・趣味、世暇の過ごし方・・・優待を使うために奔走

とこんな感じです。

前回、FIREの4%ルールに従って、資産4億円の4%、すなわち年間1600万円を取り崩して使うと良いのではと考えました。

これに対し、現在の桐谷さんは、優待&高配当投資によって、おそらく1600万円相当の収益を得ているので、アリかなと思いましたが、この収入のうちの”配当”の使い道が気になりました。

配当を趣味や娯楽へと十分に活用していれば、十分に不労所得生活を満喫しているので、さほど問題ないかと思ったのですが、どうやら、その使い道は家賃や公共料金等の生活維持費に充てているのみで、ほかには使っていないようです。

というのも、優待投資家として取り上げられて、

・優待品のみで生活している
・お金を使わずに生活している

というブランディングをしてしまったため、お金をむやみやたらに使ってしまうと”うそ”をついているような気になってしまうので、なかなか使えないそうです(笑)

と言っても、これは建前でネタで言っているだけで、おそらく優待投資家として取り上げられる前も、ほとんどお金を使わない生活なのだと思います。

というのも、桐谷さんはリーマンショック後に、インカムゲイン中心の投資に変え、生活維持費は配当で支払い、食事や趣味はすべて優待品で賄い、お金を使わないで生活しようと考えていたからです。

それで、生活への心配がなくなって、”優待品で人生を楽しもう”と考えて投資家として成功するに至ったわけです。

私はこれらをyoutube上にある桐谷さんの動画で知ったのですが、All About マネーの対談動画でファイナンシャルプランナーの方から、”桐谷さんは今ある資産(4億円)をどのように使っていこうと考えてらっしゃる?”と問いただされた時に、苦笑いして”お金の使い道がなくて困っている”と話していました。

桐谷さんは一例ですが、”富裕層”が資産の大半を残して死ぬパターンのこれがリアルなのではないかと思います。

本人も優待生活を楽しんでいるし、生活に困っていないのだから、別にお金を無理して使わずに資産を残して死んでも良いのでは?という方もいるかもしれません。

私はその考えには反対です。

理由は、投資を始める時点で、多大なリスクを負っているからです。

桐谷さんの場合、リーマンショックで信用取引で大失敗していて、全財産を失い、借金を負っていた可能性もあったはずです。

もしかすると、今の年齢でバイトをし、その日暮らしのような生活をしていたかもしれません。

そういうリスクを知らず知らずのうちに負っているわけで、成功したからそういう未来はクローズアップされないだけで、”資産を残して死んでもいい”という方は私は相場を本格的にやるようなリスクを取らずに、堅実に生きていったほうがいいと考えています。

また、もう一つの理由が、”世の中から様々な施設やサービスが消滅する”からです。

例えば、私はマラソンが趣味なのですが、様々な大会に出たり、スポーツ用品、スポーツクラブなどに、沢山のお金を使っています。

それによって、

・大会運営は大会を継続できます
・スポーツ用品メーカーは売上が上がり、新たな商品開発ができます
・スポーツクラブはより良いサービスを提供できるようになります。

私個人の投入できるお金は微々たるものですが、これが何十人、何百人と集まれば、マラソン業界は潤い、盛り上がるわけです。

それにより、マラソンという同じ趣味を楽しむ仲間も増えます。

同じ趣味、価値観を共有する仲間が出来る事は人生を豊かにします。

マラソン大会自体が全国から消滅してしまえば、そういう機会も奪われてしまうというわけです。

コロナ禍になって、人流が制限され、多くの施設やサービスが消滅してきて、我々はその事実をより身近に感じていると思います。

もちろん、サービスが適正である事は前提条件としてありますが、あなたが、好き、楽しいと思える事を取捨選択して、適切に資産を使っていく事が、あなたが好きな世界を広げ、それに関わる人を幸福にし、あなた自身の豊かさに繋がっていくと感じます。

現世で得た資産は、あの世には持ち越せません。

「金は天下の回りもの」

恐れる事なく、資産を活用し、自らの選択で人生を豊かなものに変えていきましょう。

・おまけ
文中で紹介した、ファイナンシャルプランナーと桐谷さんの対談動画です

【対談】現金を使わない!?投資家・桐谷さんの家計と株式投資のテクニックとは
https://www.youtube.com/watch?v=I3eJlwKAyzU&t=0s

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。