桐谷さんはどこで道を間違えたのか?お金は様々な物を引き寄せる【夢幻】



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夢幻です。

前回のメルマガで、優待投資家の桐谷さんを紹介しました。

桐谷さんのステータスは

・年齢・・・73歳
・運用資産額・・・約4億円
・保有銘柄・・・約1000銘柄で優待株と高配当株を中心に保有
・仕事・・・投資家、優待投資での講演活動やインタビューなど
・趣味、世暇の過ごし方・・・優待を使うために奔走

と、投資家としては誰もが羨むような成績を残しているといえると思います。

しかし、既に年齢は70歳を超え、”資産をこれからどのように使っていくつもり?”と聞かれた際も、生活には続々送られてくる優待品で賄え困っていないし、若い時に節約してきたのが、”今になってお金の使い道が無く困っている”と語っています。

ここには、資産家が9割近くの資産を残したまま死ぬというパターンの一例が垣間見えると思います。

しかしながら、本人は、”優待品で人生を楽しもう”と考えており、これはこれで幸せという考えもあるでしょう。

しかし、私は桐谷さんのある動画を見て、”お金持ちになる前に気を付けなければならない”ある事に気づきました。

それは、桐谷さんの自宅訪問動画でのこと。

桐谷さんの自宅には、取材中も宅配で次々に優待品がやってきます。

自宅には通路にまで未開封の優待品の山があり、

食品の優待品の中には、既に期限を過ぎているものも・・・

「これは〇〇の会社で1000株持っていると△△が貰えます」(ニッコリ)

淡々と語る桐谷さん

「そういえば、なんとこの間、発見したんですけども消費期限が2019年の10月でした・・汗」

自宅には多くの優待品が山積みになっており、食品の優待品は賞味期限切れになってしまう事も日常茶飯事で本人はそれに違和感を感じてないようです。

違和感を感じてないというよりは、諦めているという感じでしょうか。

届く優待の数が多すぎて管理出来なくなり、ある時から”優待品を活用する、使い切る”という事を諦めたということです。

ここで着目するポイントとしては、桐谷さんにとって優待品が”無価値なもの”になってしまっている事です。

なぜなら、優待品を残すことは普通は罪悪感を感じるはずです。

心理的にはその罪悪感を避けるためには、桐谷さんの中で、届く優待は”もうどうでも良いもの”にならなければならないわけで、これは心理的に自分を守る為の回避行動と言えます。

だから、優待品を使いきれなかったり、消費期限が切れても何も感じないわけです。

優待品が届き、それを開ける瞬間はガチャガチャを開ける感覚で楽しいかもしれませんが、開封後はあまり興味が無くなり、自宅は優待品で溢れていきます。

この状態からわかる事は、”お金は上手く使わないとモノを引き寄せ、あなたの時間を奪う”ということです。

実は、私も桐谷さんと同じような状態になったことがありまして、ある程度金銭的に余裕が出来ると、たいていのモノは不自由なく買えるわけです。

私は、時短になる便利グッズを買いあさっていたら、自宅がモノだらけになってしまい、かえって不自由になったことがありました・・・汗

ある程度お金があると、それほど高価でなければ無限にモノが買えてしまいますからね。

桐谷さんは自分で買っているわけではないですが、インカムとして優待品というモノが届くのは同じで、既に本人の自宅で管理したり、自分で飲食して消費出来るキャパを遥かに超えてしまい、身動きが取れなくなっているわけです。

桐谷さんは、自宅で管理出来る範囲を超える、自分で食べきれないなと感じたあたりで、優待銘柄を取捨選択して、自分で管理出来る範囲で優待をもらうようにすれば良かったのではないかと思います。

お金を持つと、自分のキャパ以上のモノを引き寄せる場合がありますので皆様も同じ状態にならないようお気を付けください。

そういった意味からも、お金は経験や体験に変えて豊かさを目指すべきと言えるのかもしれませんね。

・おまけ
文中で紹介した、桐谷さんの自宅訪問動画です

【桐谷さん宅潜入①】株主優待を大量開封!数年ぶりの大発掘も
https://www.youtube.com/watch?v=Shj8hPmHrks&t=12s

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。