仕手株への仕掛けが怖い、どうするべき?【夢幻】



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夢幻です。

久々にトレードのお話です(笑)

日々トレードしていると、仕手株にサインが出る事もありますよね。

仕手株とは、巨額の資金を用いて意図的に操作された株のことで、操作する資金の胴元は仕手筋や本尊と呼ばれ、その動向により、株の値動きが大きく左右されます。

このことから、システムトレーダーであっても、その動きに翻弄される事は多々ある事でしょう。

何故なら、システムトレードは長期間の統計的な株価の自然な値動きを基に売買ルールを組み立てているわけです。

それに対し、仕手筋という通常の株とは全く違う形の存在が居ることで、統計的な動きに抗うような値動きをするのではないか、それにより、損失を出してしまうのではと考えるのも自然だと思います。

仕手が存在することで、例えばドローダウンが過去の検証上-10%のシステムであっても、予想もできないような致命的なドローダウンを受けて運用停止になってしまうと恐れるかもしれません。

しかし、仕手株の存在は今に始まった事ではなく、相場の中で繰り返し存在してきたわけで、検証上の株価データにもその存在は”折り込み済み”であるはずです。

上級者であれば、そのように考えて、株価データ以外の要素は一切考慮せずに、統計上の傾向を最重視する、という考えで気にせずトレードすればよいと思います。

このようなデータ最重要視の思想に基づいている為、仕手筋だろうが、決算が悪かろうが、またその企業がどんな事業を行っているかなどは、一切気にしない、すべての銘柄を同等として扱う事がまずシステムトレードの重要な考えであると思います。

しかしながら、ある条件のもとではこの考えだと運用を続ける上でまずいケースもあるのですが、それは次回に解説するとして実運用としては”仕手株”を売買する事をためらうケースもあるでしょう。

その場合はどうすればよいのでしょうか?

・恐怖の正体を理解する

個人投資家が資産運用にする際に、その恐怖はどこから来るのでしょうか?

”損失”を出すのが怖いと思っているかもしれません。

それはちょっと違います。

例えば、今の運用額、仕掛け量はそのままで、資産が100兆円増えたら、仕手株で損失を出すことに恐怖を感じるでしょうか?

恐らく感じないハズです。

ただ、お金は減っているのは事実ですよね。

恐怖を感じないのは、100兆もあったら、まだまだ人生を謳歌するために使える資金に余裕があるからです。

つまり、恐怖の正体は、”自分が今、想定している人生が送れなくなること、つまり人生のレールから転落してしまう事”です。

そのお金の減った場合の人生を最悪と感じるなら、その可能性を起こす仕掛けには恐怖を感じるというわけです。

お金が100兆もあったら、その後の人生は何一つ変わらないので、仕掛けには恐怖を感じないわけです。

他にも、例えば雇われトレーダーで会社の資金を運用するなどであれば、仕手株だったからといって、いちいち恐怖を感じる事は無いでしょう。
(例えば、すごい損失を出して会社をクビになるとかだったら恐怖を感じるかもしれません(笑))

この恐怖への処方箋は、当然ながら”リスク量を減らす”が王道です。
つまり仕掛け量を減らして、損失の絶対額を小さくする事です。

ワーストケースが起こっても、自分の未来に影響が無いようにする。
運用停止に追い込まれるような事がないようにする。

その事実が理解出来ていれば、恐れはなくなるはずです。

また、相場(投資)は余裕資金でやりなさいと言いますが、この余裕資金とは、

”仮に無くなっても、アナタの今後の人生に影響を及ぼさないお金”である事が分かります。

この観点から、仕手株を仕掛ける際のワーストケースを十分に想定し、その後の運用に一切影響がないと分かれば、気にする事なくトレード出来るでしょう。

実運用で恐怖を感じた際は、

・本当に無くなっても良いお金か?

・資産の何パーセントなら失ってもその後の人生に支障が出ないか

を考え、適切なリスク管理をしていきましょう。

次回は、仕手株をきにしなければならない”あるケース”についてお話します。

では次回もお楽しみに!

 

ー夢幻

 

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。