日本株市場に出始めている変化とは?【田村祐一】



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日本株市場の上昇が続いていますね。

先週は、いったん利益確定で売られたものの、
金曜日には再度大きく株価上昇し、
3万2000円台をキープしています。

ずっと上昇が続いている日本株市場ですが、
ここ最近になって市場では少し変化が出始めています。

その変化とは、、、

個人投資家がようやく重い腰を上げ始めた

という点です。

先週8日(木)に発表された投資主体別売買動向を見ると、
個人投資家がようやく買い越しに転じています。

投資主体別売買動向とは、海外投資家、国内金融機関、
個人等の投資家別の売買状況を集計した統計です。

誰が1週間でどれくらい買っているのか、
売っているのかがわかる便利な指標です。

東証から発表されている指標なのですが、
分かりやすくまとめてくれているサイトを一応ご紹介します。

トレーダーズウェブ
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends

このサイトを確認すると、最新週【2023年5月第5週(5月29日~6月2日)】は、

海外機関投資家が535,249百万円の買い越し、
個人投資家が38,838百万円の買い越しとなっています。

2023年5月第5週に入るまで、

海外機関投資家は千億円以上の買い越しが
4月からずっと続いている一方で、

個人投資家はずっと千億円以上の売り越しが
ずっと続いていました。

これを要約すると、

日経平均株価は4月からずっと上昇を続けていますが、
上昇の要因は海外機関投資家の大きな買いによるものであり、

国内の個人投資家は大きな売りを出していたということです。

今回の日本株市場の上昇は、個人投資家の大きな売りをこなして、
海外機関投資家が大きく買っていたということになります。

ここで、最新週のデータが非常に重要な意味を持ちます。
個人投資家が2023年5月第5週で買い越しに転じたと言うことです。

おそらくこれまで個人投資家はそれまで保有していた銘柄の
損切りや利益確定売りを出していたものの、

2023年5月第5週に入ると、手仕舞いする保有銘柄が少なくなり、
ようやく新しい銘柄の物色に入ったと言うことです。

今、日本株市場において、売りを選択する投資家が
かなりすくなくなっているという状況です。

本格的な上昇相場が来るときには、
海外機関投資家、国内機関投資家、国内個人投資家すべてが
買い越しに転じるときにおこります。

しかし、本格的な上昇相場が来る前には、
最初の初動の買いが重要になりますが、

その初動の買いは、だいたい海外機関投資家からもたらされます。

それが、4月に入ってからの、
海外機関投資家の大幅な買い越しです。

そのあと、遅れて個人投資家や国内機関投資家が参戦し、
本格的な上昇相場が発生します。

今回、個人投資家が買い越しに転じたことで、
ここから大相場が来そうな雰囲気が高まっています。

個人投資家が買い越しに転じたこともあって、
東証マザーズ指数もようやく上げ始めています。

今週以降の相場は、流れに変化がなければ、
海外機関投資家の買い越し、個人投資家の買い越しで
さらに上昇する期待が持てるでしょう。

アベノミクス相場の再来もありえそうかも。

2022年はつまらない相場が続きましたが、
ようやく面白い相場展開になってきましたね。

 

ー田村祐一

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