システムトレーダーの金銭感覚 2023年版【夢幻】



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夢幻です。

前回に続き、リアルな(システム)トレーダー達の実態をお届けします。

今回は、トレーダーの金銭感覚やお金に対する考え方などについて。

金銭感覚はごくごく普通のサラリーマンと変わりません。

身なりも、装飾品も多少はお金を掛けますが、高級品やブランド物を持つという事もなく、高級車に乗ったり、タワーマンションに住む、なんて事もありません。

これはシステムトレーダーに限った事でもなく、割と稼いでるトレーダーはお金持ちアピールのようなものを嫌う傾向にあると感じます。

理由としては、”あまりお金を持っていると思われたくない”という意識が背景にあるようです。

なぜなら、それによって、別のコミュニティに入った時に、気を遣われたり、話を合わせづらかったりという事があるようです。

トレーダー仲間と会うとそういう事を気にしなくてよいので、気が楽というのはよく聞く話です(笑)

また、共通点として気づいたのが、お金が無くなる事にとても痛みや恐怖を感じているという事です。

しかも、これは資産の大小とあまり関係なく大半の方がこのように感じていて、お金が増えてもお金の悩みは尽きず、将来が不安な状態が続いているようです。

例えば、一般的なサラリーマンの生涯収入以上の資産を持っていても、です。

参加しているトレーダーの方々は、一攫千金を夢見て、贅沢な暮らしをしたくてトレードを続けているわけではありません。

何らかのきっかけで資産形成の重要性に気づいて、試行錯誤の中でシステムトレードにたどり着き、資産形成の一環としてトレードを続けている方が多い印象です。

それである程度の資産形成が出来ているのに、お金の不安や悩みを感じている方は多いです。

この悩みは、使い切れないほどの大きな資産を手にするか、お金や人生に対する考え方を変えない限り解決しないような気がしました。

こういった考えが根っこにあるため、資産が増えても大きなリスク(ドローダウン)を避ける傾向にあり、お金を使わない方も多いようです。

これは良い面もあって、こうしてリスクに非常に敏感だからこそ、10数年も相場を続けて今も生き残っていると言えるかもしれません。

少しネガティブな話が続いてしまいましたが、良かった事は、”お金が無くて困る”という事が無い事です。

自分が必要であればお金を出して手に入れるし、支出で困るような事もありません。

纏めると、

『お金を減らすのが嫌だから贅沢はしないが、お金に困る事もない』

というのが、大半のトレーダー達の実態かなと思います。

そんな感じですから、お金があっても積極的に使おうという発想にはならないようです。

いろんな話が出ていましたが、”お金を何に使うか?”という話は皆無だったように思います。

ところで、”何故、大半の投資家はお金を使う事に興味が無いのか?”について少し新しい発見がありました。

私はその話を聞いて、何故みんなお金を使わないのか、について”なるほど!”と思い、少し腑に落ちたので、次回はその話をします。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。