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From:田村祐一
ここ数日日本株市場が急速に反発していますね。
FOMCが無事問題なく通過したことで、
米国株式市場が上昇し、日本株も上昇しています。
ちょうど決算発表が本格化していることから、
この上昇は嬉しい限りですね。
1日にはトヨタ自動車(7203)が決算発表を行い、
通期業績予想を大幅に上方修正しました。
トヨタ自動車ほどの大企業が大幅な上方修正をするのは珍しく、
2日の同社の株価も大きく上昇しています。
上方修正となった要因としては、
自動車の販売が好調に推移したこともありますが、
日本円の円安進行が大きいです。
2日時点で米ドル為替は150円台で推移していますが、
この為替推移が企業決算に大きな影響を与えています。
外需で稼ぐ企業にとっては、円安進行はメリットであり、
業績を押し上げる要因になります。
トヨタ自動車をはじめ外需企業の業績は
とても良いものになるでしょう。
その一方で、円安の進行がデメリットになる企業も出始めています。
それは、内需企業です。
国内の商いが中心の企業は業績が伸びにくい傾向が強いです。
円安によって、外国からの物資の仕入れ値が上昇し続けており、
原材料費が高騰しています。
コロナ禍が明けて、国内の経済活動は復調しているので、
一見すると業績は伸びている企業が多いのですが、
円安進行によって確実に利益は圧迫され始めています。
以上の点を考慮すると、今回の決算では、
外需企業:素の業績〇、為替◎ → 大注目
内需企業:巣の業績〇、為替× → 様子見
といった感じになるでしょうか。
内需企業も決して悪いわけではないですが、
どうしても外需企業と比較すると見劣りしますね。
内需企業を検討する場合には、すこし厳選して投資って感じですね。
手放しで買いなのは外需企業で間違いないですね。
為替予想を1ドル120円台と低く見積もっている企業は多くあり、
この辺の企業は上方修正間違いなしと言えるでしょう。
今週は中間決算発表が毎日続きます。
6日140件、7日186件、8日212件、9日344件、10日661件、
13日332件、14日506件と続きます。
まだ全然間に合いますので、今から外需企業に注目してみてはいかがでしょうか。
田村祐一
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田村 祐一



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