約20年の歴史に幕、さよならHYPER SBI



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夢幻です。

ついに、2023年11月18日、HYPER SBIはサービス終了を迎えます。

HYPER SBIはSBI証券のツールで、SBI証券のホームページでは、上記のとおり、終了まであと2週間のカウントダウンが始まっています・・・涙

振り返ると、私が株を始めた2004年からメインとして使い続けてきたツールなので、約20年近くこのツールにお世話になった事になります。

少し調べてみると、このツールがいつリリースされたのかは不明だったのですが、
2004年後半に株を始めた時は私はWeb画面で株の損益を見ており、
2006年のライブドアショック時にはすでにこのツールで株価を見ていた記憶があります。

そんな記憶からリリースは2000年代前半頃だと思うので、20年近くの歴史のあるツールだったと思います。

ちなみに、当時はSBIグループ傘下となる全身の「Eトレード証券」という屋号だったので、ツール名も「HYPER E*TRADE」という名前でした。

2008年にSBI証券へと商号変更に伴い、名前も「HYPER SBI」へと変更となったようです。

すでに後釜のツールである「HYPER SBI2」は2022年2月にリリースされており、乗り換え期間は2年弱用意されていたわけですが、「HYPER SBI」を使い続けていた方も多いのではないでしょうか。(私もその一人です)

如何せん、「HYPER SBI」・「HYPER SBI2」を同時併用出来る期限はあと2週間しかありません。

この機会に、「HYPER SBI」→「HYPER SBI2」でいったい何が変わったのか?
着目してほしい3つのポイントを解説したいと思います。

1)各ウィンドウの複数表示に対応

HYPER SBIといえば、登録銘柄、個別銘柄、チャート等々、様々なウィンドウが存在していますが、どれも1つまでしか起動できません。

これらが複数表示出来るようになり、かなりのウィンドウを開けるようになりました。

もちろん、既存HYPER SBIでも分割表示などを使って複数の気配やチャートを見る事が出来ますが、HYPER SBI2からは各ウィンドウの枚数自体が増え、複数表示出来るようになりました。

なお、各ウィンドウには上限が決まっており、上限に達するとその旨表示がされます。

2)銘柄リンク に対応

各ウィンドウの複数起動に関連して、活きてくるのがこの銘柄リンク機能です。

各ウィンドウには、右上に鎖マークが表示されているものがあります。

この鎖には色がついていますが、同じ色の鎖に設定した各ウィンドウはグループとみなされ、連動して動くようになります。

例えば、[登録銘柄]のリストと、[チャート]を同じグループにすると登録銘柄のリスト上の銘柄をクリックする毎にチャートの銘柄も切り替わるようになります。

なお、楽天証券のマーケットスピード2でも同様の機能が存在していて、銘柄リンクは必ず使いこなしたい機能の一つと言えます。

3)各ウィンドウがPTS表示に標準対応

「HYPER SBI」上ではPTSの表示は限られ、取引のメインとなる[個別銘柄]、[チャート]のいずれもPTS表示はできませんでした。

「HYPER SBI」では例えば、[登録銘柄]、[保有証券]、[注文一覧]の各ウィンドウの右側に表示できる取引画面の中でしか取引できませんでした。

これが[個別銘柄]にも市場切り替えボタンが付き、[チャート]でもPTSのチャートを見る事が出来るようになりました。

投資家の増加や取引の多様化に伴い、これからはPTS市場などの私設市場の取引も力を入れていくとの表れではないかと思います。

先月からの取引手数料無料化の流れに加えて、PTSの取引量も増えていく事が予想されるのでチェックしてみるとよいでしょう。

ほかにも、

・銘柄取り込みがドラッグ&ドロップで外部サイトに対応
・全板(フル板)が標準機能として組み込まれた
・パソコン版が2段階認証に対応した

などなど紹介しきれませんが、様々なアップデートがあります。

また、色使いが変わって見づらい方は設定でクラシック表示を使ってみて下さい。

現在のHYPER SBIと近い色表示になります。

是非この機会に比較して新しいHYPER SBI2の魅力を感じてみてください。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。