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夢幻です。
前回の仮想通貨(ビットコイン)の扱い業者における、”販売所”と”取引所”について説明しました。
おさらいすると、
販売所は
・その業者との直接取引となる(相対取引)
・コスト(主にスプレッド)が高い
取引所は
・東証のような共通のマーケットはなく、その業者が用意した(私設)取引所での取引となる
・取引相手はその業者に口座を持っている別のユーザー(トレーダー)との取引となる
・販売所に比べてコストが低い
となります。
取引所はどの業者も私設取引所となりますが、私が見る限りそれなりに出来高も板もありますので、個人が売買する数百万程度のビットコインの取引量であれば、問題なくビットコインを円に換金出来ると思います。
また、日本の4つの仮想通貨業者においては
・bitFlyer(販売所あり・取引所あり)
・コインチェック(販売所あり・取引所あり)
・GMOコイン(販売所あり・取引所あり)
・DMMビットコイン(販売所あり・取引所なし)
となり、DMMビットコインではコストの高い販売所しか使う事が出来ません。
そこでDMMビットコインからGMOコインにビットコインを送金して、GMOコインでまとめて売る事にしました。
それぞれの取引所の画面に進むと、ビットコインの板情報が閲覧出来ます。
実際に同時刻の板情報をまとめたのが上の画像です。
左から順にbitFlyer、コインチェック、GMOコインの売買板になります。
どの業者の取引所も若干の価格差はあるものの、そこまで取引価格は変わらない事がわかります。
もう少し細かく見ていくと
・買い板
6,009,437円(数量0.08BTC) :bitFlyer
6,010,959円(数量0.05BTC) :コインチェック
6,015,000円(数量0.0002BTC) :GMOコイン
・売り板
6,009,126円(数量0.027BTC) :bitFlyer
6,011,979円(数量0.0086BTC) :コインチェック
6,015,001円(数量0.7916BTC) :GMOコイン
となっていて、
一番高くビットコインを売る事が出来るのがGMOコインの6,015,000円
一番安くビットコインを買う事が出来るのがbitFlyerの6,009,126円
となります。
よって、bitFlyerの6,009,126円でビットコインを買って、GMOコインの6,0150,000円でビットコインを売れば利益を挙げる事が出来る計算になります(笑)
これが取引市場間の価格差を利用したビットコインのアービトラージ(鞘取り)です。
数年前は国内取引所と海外取引所のビットコインの価格差が結構あって、アービトラージが出来たという話を聞いたことがありますが、こうして実際に板を見て十分な価格差があるのであれば十分勝算はあると思います。
実際は、送金に時間がかかったり、取引や出金の手数料などを加味しなければならないので、そのリスクに見合ったリターンが得られるかと言うことなのでしょう。
今回の国内取引所の売買板を見る限りは十分な利益を出すのは難しそうですね。
さて、私のビットコイン売却についてですが、GMOコインの高値ですべて売れれば良いですが、私が売りたい数量に見合った売り板がなければその下の板で売る事になりますからさほど価格差はありません。
よって、私はbitFlyer・コインチェック・GMOコインのそれぞれの取引所でビットコインを売却しました。
手順は簡単で、売りたい数量と価格を入力して売り発注するだけです。
注文が通れば、板に表示されるので約定するのを少し待てばよいだけです。
こうしてすべてのビットコインを日本円に換金した後は、日本の銀行口座へ出金を行います。
今はどの業者も大手の銀行やネット銀行への出金が可能です(出金手数料がかかる場合あり)
こうして、無事にNicehashでマイニングしたビットコインを無事に日本円に換金する事が出来ました。
実際に暗号通貨の送金や実トレードも出来たのでなかなか貴重な経験でした。
暗号通貨も将来的にはトレードの対象となり得るかもしれないので、少額でも良いのでお金を入れて仮想通貨取引所のリアルを見ておくのは良い経験かもしれませんね。
では次回もお楽しみに!
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