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夢幻です。
以前、2023年10月から始まる国内株式の取引手数料の無料化について、SBI証券・楽天証券の無料化サービスについてそれぞれ解説しました。
その後、SBI証券はHYPER SBI2への移行などもありましたが、両証券共に問題なく株式サービスは継続されており無事に年を越せそうといった感じでしょうか(笑)
売買履歴などを確認してみると、きちんと取引手数料はゼロになっている事が確認出来ておりますので、一安心といったところです。
今日はこの取引手数料化のサービスを活用した節約テクニックを紹介したいと思います。
①現物取引あるいは現引きを活用する
買い方の持ち越し(スイング)トレードは制度信用では無く現物取引を活用しましょう。
現物の手数料が無料になる前は、取引手数料&金利を避けるため一日信用で買い建て→現引きで完全無料で買いのポジションを持つことが出来ました。
今までは、このポジションを決済する時に割高な現物の手数料を支払う必要があったので、保有期間によっては金利を払ってでも制度信用取引で売買したほうが良いケースもありますが、今は現物の方がコストは必ず低くなります。
慣れない内は間違って信用買いしてしまうケースもあると思いますが、こまめに現引きで対応するとよいでしょう。
なお、制度信用金利は一般的に年利2.8%ですので、100万円の建玉なら1日あたりの金利は
1000000×0.028÷365=76.71
となって約77円です。
10銘柄持ち越せば770円となって、ランチ一食が浮く計算になりますので、手間と天秤にかけて取引コストを節約していきましょう。
場合によっては、有償の発注ツールを使っている方もいると思いますが、取引手数料無料化を活かした売買が出来るように発注の工夫をするか、それでも対応出来ない場合はツールの改修などをサポートに問い合わせ対応してもらえるか相談してみても良いでしょう。
②現物の両建てを活用する
こちらは、割と実践テクニックになると思います。
対象は
・一般信用売りで在庫が少ない銘柄
・一般信用売りで特別手数料がかかる銘柄
で、主に値動きの激しい小型株に多いと思います。
このような銘柄を空売りしたは良いものの場合によっては売り方が不利になるケースがあります。
例えば、ストップ高付近まで踏みあげられた時などです。
このようなケースではポジションを一旦クローズする事が望ましいですが、売りポジションを返済してしまうと、在庫切れで新たに売りポジションを立て直せなかったり、売りポジションを再度建てる際に再度の特別手数料が発生します。
ここで現物取引の手数料無料の活躍の出番です(笑)
売りポジションを返済するのでは無く、同数の現物のポジションを買い付けヘッジします。これで売りポジションの損益は一時的に相殺されます。
再度値動きが落ち着いたら現物ポジションを外せば、最初の売りポジションを返済する事なく取引を継続出来ます。
もし、再度の売りタイミング(現物を外すタイミング)が無ければ、現引きして手仕舞いしてしまえばよいでしょう。
これは、ザラ場を見る事が出来ないと活用がしづらいテクニックではありますが、実践的なテクニックで覚えておいて損はないと思いますので、活用する機会を探してみてください。
また、使えそうなテクニックを発見したら随時紹介していきたいと思います。
では次回もお楽しみに!
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