年利100%を達成した際に行っていた計算式を紹介します。



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夢幻です。

新年明けましておめでとうございます。

新年1回目のメルマガという事で、少し景気のいい話をしようと思います。

それは、システムトレードで年利100%を達成する方法です。

システムトレードで年利100%は難しいのではないかと考える人もいるかもしれませんが、私自身は2015年に282%、2020年には229%と過去2回達成しています。

ちなみに、私がある程度ストラテジーを作れるようになった2014年あたりに掲げた目標年利は年利500%、平均年利は300%で大真面目にこの数字を達成するためのプランを考えていました(笑)

まず今までのトレード人生を振り返ってみて、上手く言っている時は、”電卓を叩く”回数が多かったと感じています。

これは頭の中での皮算用を、具体的に数字を計算して照らし合わせるという作業です。

私が大体上手く(想定通りに)数字が伸びている時は、よく電卓を叩いている時ですので、出来れば関数電卓や、スマホのアプリなどを使って確認するようにしてください。

なんでこんな基本的な事をお伝えしているかというと、
システムトレード自体がデータや統計といった数字を駆使するトレード戦略なのに

いざ、具体的な目標(年利など)を定めた時に、それを達成するための戦略を数字で考え組み立てている人が非常に少ないと感じているからです。

私自身も上の200%を超える年利を出していた時にはどの程度の利益率のストラテジーを揃える必要があるか、シグナル数はどの程度必要かを綿密に考えながら運用していたので、そのほうが目標年利に近づける事が出来ると考えています。

では、年利100%を達成する方法を具体的に、解説していきます。

これを計算するには、年間何回のトレード機会(日数)があるかを知る必要があります。

休日の兼ね合いもあり多少前後しますが、大体平均240日台前半のケースが多いので、ここでは、1か月の日数を20日、年間の日数を240日として計算していきます。

では、年利100%に必要な平均月利は何%以上でしょうか?

1年は12か月ですから、1に月利を12回掛けると2(倍)になる数字が必要な月利となります。

計算式は月利=(y)とすると

1×(y)^12=2

となり、求める答えは12乗すると2になる数字、つまり「2の12乗根」です。

これは、関数電卓でも計算は難しいので、N乗根を計算するサイトがあるので
そちらを用いて計算すると
(ke!sanの累乗根を計算するURL → https://keisan.casio.jp/exec/system/1260402326)

(y)=1.0594630943593

となり、平均月利は5.9463%、切り上げて月利6%が必要という事になります。

続いて、月利6%を達成するために、必要な1日当たりの利回り(日利)は何%になるでしょうか?

同様に考え、1か月は20日ですから、答えは1.06の20乗根になります。

これを(z)とすると

(z)=1.0029176936129

となり、平均日利は0.29176%、切り上げて日利0.3%が必要になります。
(上の画像は1年=240日として、2の240乗根を計算してみました)

仮にレバレッジ3倍で仕掛けるとすると、ストラテジーの一日あたりの期待値(平均損益率)は0.1%で良いわけです。

どうでしょう?年利100%に必要な一日あたりの平均損益は0.1%となったわけですが、思ったほど大きくないと感じたのではないでしょうか?

言い方を変えれば、

「レバレッジ3倍の信用枠を毎日期待値0.1%のポジションで埋め続ける」

事が出来れば、おのずと年利100%は達成出来るはずです。

実際に 1×1.003^20^12=2.05(倍)となって、年利100%は達成出来る計算になります。

決して不可能な数字ではないと思います。

次回はストラテジー構成やシグナル数など、もう少し細かい所を説明したいと思います。

では、次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。