多くのトレーダーが年利100%を達成できない理由



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夢幻です。

前回のメルマガでは年利100%を達成していた際に行っていた計算式や考え方を紹介しました。

重要な事をおさらいすると、

・こまめに計算をし必要な数値を確認する事(電卓をたたく)
・目標年利に必要な、月当たりの利回り(月利)、1日当たりの利回り(日利)を把握し意識する事
・必要な月利、日利を達成するために必要なトレード、ストラテジーを逆算しトレード戦略を立てる
となります。

私が他の人と違う考えだと感じるのは、

多くの人がストラテジーを一つ一つ増やしていき、
それをマルチストラテジー化しておおよその年利を計算し、その年利を目安に目標年利を決めるといったボトムアップ型のアプローチをしているのに対し、

私は先に目標年利を決めて、そこから月当たり、日当たりの利回りを決めて、それを達成するためのストラテジー設計や資金効率などを考えるという逆算志向のトップダウン型のアプローチをしているという事です。

このようなアプローチによって、年利100%に必要な事は

「レバレッジ3倍の信用枠を毎日期待値0.1%のポジションで埋め続ける」

というような結論になります。

さて、ここで前回紹介した月利、日利の計算方法で少し補足をしたいと思います。

年利100%は年初資産を1として年末2(倍)になっているわけですから、月利=(y)とすると

1×(y)^12=2

すなわち

(y)^12=2

を計算すればよく、(y)は「2の12乗根」となります。

この計算をするために、N乗根を計算するサイトを前回紹介したのですが、
実は関数電卓でも出来る事が分かりました。

結構大事な計算なので、そのやり方を補足説明したいと思います。

上の式で、両辺を1/12乗すると

{(y)^12}^(1/12)=2^(1/12)

ここで、(y)の累乗としてかかっている 12×(1/12)=1 となりますので、左辺は(y)となり、
この式を簡潔化すると

(y)=2^(1/12)

となります。

つまり、
「2の12乗根」は「2の1/12乗」となり、一般的には

「aのb乗根」は「aの1/b乗」で計算出来ます。

これを関数電卓で計算する際に用いるのが、

累乗を計算する機能ボタンである[x^y] ・・・・画像左の赤枠の部分

逆数を計算する機能ボタンである[1/x] ・・・・画像左の青枠の部分

です([ ]は関数電卓のボタンを指します)

[x^y]の使い方は、[x]、[x^y]、[y]、[=]の順でボタンを押します。

例:2^10の計算は[2]、[x^y]、[1]、[0]、[=]と順に押すと1024と答えが出力されます

[1/x]の使い方は、[x]、[1/x]の順でボタンを押します。

例:1/4の計算は[4]、[1/x]と順に押すと0.25と答えが出力されます([=]は押さなくても自動計算されます)

では、(y)=2^(1/12) を計算してみましょう。

押すボタンは9つで

[2]、[x^y]、[(]、[1]、[2]、[1/x]、[)]、[=]

とすると、(y)=1.05946・・・

と出力されるはずです。(各自Windowsの関数電卓を用いて確認してください)

同様に、年利30%(1.3倍)に必要な月利、日利を計算してみましょう。

月利の計算は

[1]、[.]、[3]、[x^y]、[(]、[1]、[2]、[1/x]、[)]、[=]

で、1.02210・・・・ 月利はおよそ2.2%となります。

これに続けて

[x^y]、[(]、[2]、[0]、[1/x]、[)]、[=]

と押して日利を計算すると、

1.0010937821791809149921953932545

となって、必要な日利は0.11%となります。

ここまで計算できたら、自分自身の今年の年利目標をとりあえず決めて、
必要な月利および日利を皮算用してみてください(笑)

なお、少しチート的なやり方ですが、
AIに答えを訊くという裏技もあります。

Google AI(Bard)に訊いた質問と答え

Q.「2の12乗根は?」

A.「2の12乗根は、1.0594630943592952646です。」

AIは、結構詳しい解説もしてくれ有用なので活用してみてください
(ただし、複雑な計算は間違う事も多いです)

長くなったので次回に続きます。

では、次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。