新NISAで積み立てを始める投資家の大半は損すると思う理由



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こんにちは、夢幻です。

日経平均がバブル後最高値を更新したそうですね。

NISAも2024年から新たに、新NISAとなって、このタイミングでの日経平均株価のこのバブル後の最高値更新は、投資家にとっては追い風とも言えるのではないでしょうか。

まぁ、新NISAによりマーケットにかなりの資金が入っている事でこのバブル後の高値更新をしている感もあり、”鶏が先か卵が先か”とも言えなくはないですが、幸い海外のマーケットも順調なのでマーケットは好況と言ってよいと思います。

新NISAになって、積み立て投資枠と成長投資枠でそれぞれ積み立て投資できる枠が増え、さらにこの2つの枠は併用しても良いということですから、本格的に一般投資家が投資しやすい環境が整いました。

遂に日本人、一億人総投資家時代の幕開けですね(笑)

世界的にも日本は超高齢化社会という事もあって、労働力という観点では期待できません。

移民を受け入れて労働力を確保するなどもありますが、まだまだ問題は山積み。

となれば、潤沢な現預金を生かして、世界へ投資し収益を上げ国力を維持する、というのも日本が生き残る一つの道なのではないかと思います。

ただ、これから数千万人単位の新米投資家が元本保証の無いマーケットという荒波の中へ、ある種無防備のまま投げ出される事になるので、先行き不安ではありますね。

というのも、積み立て投資を始める人が過剰に自身を持っている印象があるからです。

その根拠というのが、長期的(20~30年)にインデックスを一定額、積み立て続ける事で、平均的に均せば年あたり4~8%の利回りが見込めるという統計的なデータがあるからでしょう。

この戦略は非常に有効であるのは間違いないとして、結果としてNISAで大半の投資家が成果を出す事が出来るのでしょうか?

私は、そういった結果にはならないだろうと考えています。

何故なら、

”戦略が有効であること”

と、

”実際に投資を行って利益を出る”

というのはまた別の話だからです。

これは、事前に検証を行って有効性のある売買ルールを用いるシステムトレードを継続している皆さんであれば、よくお分かり頂ける事と思います。

システムトレードであれば、自分である程度どんな売買をやっているかはイメージがついていますが、インデックス投資であれば、もう長期的に続ければ大丈夫という事前情報を信じるしかありません。

ある意味、インデックス投資という名の宗教です。

ある意味、市販で販売されているルールを運用して利益を出すぐらい中身のわからない状態とも言えます。

マーケットが好況であれば、含み益が増え継続できますが、トレンドが変わり、含み益が目減りしたり、含み損が拡大していく場面ではたちまち疑心暗鬼になってしまうでしょう。

また、未熟な投資家は投資が上手くいっているかを”結果”で判断するものです。

ですから、大きな含み損が発生した場面では、今続けている投資のやり方が間違っている→インデックス投資の積み立ては間違っている、という考えに陥りやすいです。

こういった背景から、途中でやめて失敗に終わるケースもそれなりの割合で出てくるのだろうと思います。

もそも、インデックス投資でなくとも個別株であろうと、適度に分散投資すれば同じようなパフォーマンスになることが分かっています。

これは、1970年代にプリンストン大学の教授パートン・マルキール氏が書いた「ウォール街のランダムウォーク」の中でプロが選んだポートフォリオと猿がダーツを投げて選んだ銘柄のポートフォリオの成果が変わらないという事が書かれており、はるか昔から広く知られていることです。

ですが、そんな中でも、個人投資家の8~9割は株式投資で損失を出しているといわれています。

その方々も、株式を長期で保有すれば利益が出るとか、長期的に株価は上昇し続けるとか、インフレに対抗するには投資をするしかないとか、いろいろ上手くいく算段はあったうえで、結果上手くいっていないのです。

個別株がインデックスに変わり、積み立てで計画的に投資を行う以外はあまり差はなく、本質的にはそこまで変わりはありません。

実際は、インデックス投資のほうがリターンの年毎のバラツキは減るわけでこちらの方が失敗する割合は減ると思います。

では、実際、インデックス投資の積み立てで成果を出すにはどうしたらよいのか?

次回はそのポイントをまとめてみたいと思います。

では、次週もお楽しみに。

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。