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From;田村祐一
日経平均株価が3万8000円台まで調整しています。
4万円を突破しましたが、利益確定売りに押され、
短期的な調整局面だと思いますが、
今週再度反発できるかが結構重要ですね。
今週反発しないと昨年末から続いた上昇トレンドは
いったんの収束という感じだなと思います。
さて、今週反発するかしないかですが、
個人的には今週は反発する可能性が高いと感じています。
ただし、これは私の個人的な予想なので、
あたることもあれば、はずれることもよくあって
丁半博打みたいなものですね。(苦笑
投資において、初心者の方ほど勘違いされている方が多いのですが、
相場の今後の展望を当てることに注力しても意味ないです。
先ほども話した通り、相場の展望の予想・予測なんて
当たることもあれば、外れることも良くあります。
当然、いろいろな情報やツールを活用して精度を高くして、
当てる確率が上がったとしても、外れる確率が0になることはありません。
むしろ、当たる確率が高くなるほど、
その予想・予測への信頼度が上がってしまい、
外れたときの対応がおざなりになりやすいです。
そして、精度が高い予想・予測が外れた場合、
大きな損失につながりやすいです。
例えばの話ですが、
予測精度(勝率)90%だったとして、
あなたはいくらの金額をかけることができますか?
90%という精度であれば、基本的に勝ちが見えているので、
たいていの人は、運用資金の大半をかけても良いと思うでしょう。
一方で、予測精度(勝率)50%の場合は、
運用資金の少額しか掛けることができない人が多いでしょう。
当然、予測精度90%は、勝つ確率が高いので、
基本的にはいつも勝ちで終わるのですが、10%は予測が外れます。
10%の確率を引いたときに、予測精度が高いぶんお金をかけているので、
ハズレを引いた時の損失がとても大きくなってしまうのです。
多くの投資家は、【長期に渡り安定的に利益を上げる】ことが目標だと思いますが、
相場の予測に注力していくら精度を上げても、この目標は達成できません。
なぜなら、精度をいくら上げても、外れるときは外れるからです。
重要なのは、予測が外れたときに、
どのように動くかを事前に計画しておくことです。
私の話に戻すと、私自身は個人的に
今週反発する可能性が高いと思っています。
よって、先週の段階では調整したタイミングで、
絶好の押し目買いチャンスだと判断しました。
この私の相場観が当たってくれて、今週反発すれば、
「よっしゃ!私は相場の天才や!」で喜べばいいです。
しかし、私はそこまで投資の天才ではないので、
当然外れることも前提で動いています。
外れた場合、株式市場は反発せず、下落が続くので、
いくらで損切りするかを各銘柄ごとにおおよそ設定しています。
そして、株式市場が追加で下がった時の
新たな投資先についてもおおよその候補を選定しています。
相場の予想・予測が外れること前提で、
次の動きを考えています。
自分の相場観に自信がないわけではないですが、
こうしないと、長期で勝ち続けることはできないですね。
長くなりましたが、何が言いたいかというと、
良い相場の時ほど、運用成果も積みあがっていることもあり、
万が一相場が崩れたときの体制構築が不十分であることが多いです。
今週下がる確率は低いと思いますが、
絶対にないとは言い切れないのが相場の世界です。
だからこそ、事前にどうするかの方針を決めておけば、
万が一の事態が発生しても焦らずに対処することができます。
相場の予想・予測はほどほどにして、事前準備しませんか。
田村祐一
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田村 祐一



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