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こんにちは、夢幻です。
今週に入り、とんでもないニュースが入ってきました。
ドジャースの水原一平氏が違法スポーツ賭博で450万ドル(日本円で約6億8000万円)もの借金を負い、ドジャースから解雇されたとの事です。
この水原氏はメジャーリーガーとして第一線で活躍している大谷翔平選手の専属通訳業務を行っている方で、大谷選手がMLBに挑戦した直後から通訳だけでなく、他の外国選手とのコミュニケーションを支えてきた方です。
大谷選手の今の活躍もこの水原氏の貢献の寄与度も大きいと言われていたため、このスキャンダラスなニュースは話題となっています。
(上画像の右・・・水原一平氏、画像左・・・大谷翔平選手:ダイヤモンドオンラインより)
で、なんでこれが大事になっているかというと、この借金が大谷選手名義の口座から支払われていたという事が明るみとなり、大谷選手がどのように関与していたのか?その内容によっては大谷選手がMLB出場停止になったり、最悪の場合MLBから永久追放となる可能性も示唆されているからです。
また、水原氏のコメントも途中から変わったりしており、それが大谷の関与を否定するためのものではないかとの事で、これも一層事態の把握を難しくし、憶測を呼ぶ状況になっています。
時系列を追っていくと、この件が発覚したのがFBI(連邦捜査局)が捜査していたカリフォルニア州にあるブックメーカー(スポーツを対象に賭博を行っている胴元)において、大谷選手の口座から送金履歴が見つかったからです。
この情報を掴んだESPN(アメリカのスポーツ専門チャンネル)が調べたところ、この資金が大谷選手自身ではなく、通訳の水原氏が賭博行為で作った借金の支払いであるというのがわかり、大谷選手の広報担当や水原氏に直撃しインタビューを行ったところ、その事実を認めたそうです。
しかも、その時点では、”自分が450万ドルもの借金をスポーツ賭博で作ったが、大谷選手が肩代わりし、自身の口座から支払ってくれた”と説明していました。
しかし、その後、大谷選手側の代理人(弁護士)が”大谷選手は水原氏に口座の資金を勝手に使われた、大谷選手は送金に関与していない”と刑事告訴し、また水原氏も前回のコメントを撤回し、大谷選手は借金の事は知らなかったと話しており、自分の判断でやったことと釈明しているそうです。
その背景を調べてみると、事の重大さがわかってきます。
それは、当初の大谷選手が水原氏の借金を肩代わりするために、代金を支払ったとしても、それが違法な賭博を行っているブックメーカーだったことで、その業者が違法なブックメーカーと認識して借金肩代わりの送金をした場合、違法な業者と関与したと見なされ、MLBのルールに抵触し、最低でも1年間の試合出場停止処分、最悪の場合、永久追放の可能性もあるからです。
何故、被害者ともいえる大谷選手がこのようなペナルティを受ける可能性があるのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、違法なブックメーカー(業者)はいわゆる裏社会と言えるような組織とつながっている可能性もあるため、それが反社会勢力の資金提供につながったり、こうした資金の流れがマネーロンダリングにつながる可能性もあるからです。
大谷選手が借金の事実をどこまで知っていたのか、送金自体に関与しているかなどが捜査されるようで、大谷選手側の代理人が資金を窃盗したと告訴したのも、大谷選手自体が全く借金に関与していない、水原氏の借金返済に自分の口座が使われた事を知らないとすれば、当然、大谷選手自体は完全な被害者という事になり、当然、今後の選手生命にも何も支障が無くなります。
水原氏のコメント撤回も、大谷選手の選手生命を守る為に自分が罪をかぶり、全部自分が勝手にやったこととしているのではないかという憶測もあり、それも有力な説でもあります。
何故なら、いくら大谷選手と懇意とは言え、7億円もの資金を水原氏の管理出来るようにしていたのが不可解だからです。
しかし、よくよく調べてみると、どうやら大谷選手は慈善活動用に資金を入れ用いている口座があり、日本に昨年総額6億円のグローブを寄贈したのもその口座で、今回送金が行われた口座もこの慈善事業用の口座で、この口座には少なくとも10億円以上の資金が入っていたため、水原氏が独断で資金を送金する事も出来た可能性があるとの事です。
また、送金は50万ドル毎、9回に分けて行われており、まとめてではなく複数回、期間を分けて行われています。大谷選手が度々肩代わりするなら一回でまとめるのが普通なのではという見方もあります。
このことからも水原氏が大谷選手の目の届きにくい慈善活動用の口座から資金を勝手に送金したと考えても不自然ではなく、ESPNのインタビューを受けた際も、自身の保身のために、大谷選手が肩代わりしたと咄嗟のウソ(言い訳)をしたとも考えられます。
これらの流れを考えていくと、日本でも度々、似たようなケースをニュースで見たことがあると感じると思います。
それは、会社の財務管理者が会社の資金を勝手に使い込む、いわゆる業務上横領の事件です。
大体がギャンブルか女性関係に資金を使い込むケースが多くて、はじめは少しのお金を横領したのがきっかけで徐々に感覚が麻痺し、数年にわたり億のお金を会社から横領してから事実が発覚するといったケースも少なくありません。
その口座を管理しているのがその当人自身しかいないケースであれば、資金を戻しておけば最悪バレないと考えれば、そういったことをしてしまうケースもあるのかもしれません。
また、ギャンブルに使い込む場合、大抵はギャンブル依存症(中毒)である事が多く、水原氏もその可能性が指摘されています。
何故、ギャンブル依存症になるケースがこうした”手を付けてはいけないお金”を使い込む事をしてしまうのか、その背景には実は、人間の意外なホルモンのメカニズムが隠されています。
長くなったので、次回に続きます。
では次回もお楽しみに!
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