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前回SNSでホリエモンを名乗る人からのメッセージが届き、返信すると別の投資に関するLINEグループに入れられたという話をしました。
そこではホリエモンは一切出てこなくて凄腕のプロトレーダーがトレードの指導をして、そのトレーダーの実際の売買をリアルタイムで公開し、エントリーから決済まで同じように行えるということが行われていました。
そのトレーダーからの指導を受けるためには、とある海外証券口座を開設して入金してトレードできる状態にすることが参加できる条件となっていました。
その証券会社はアメリカに本社がある会社で、日本法人はまだできておらず、これから立ち上げ中ということでした。
この時点で日本法人がないなら金融庁への登録ができないので、違法業者であることが明らかになりますが、そこはまだ突っ込まないでLINEグループでのやりとりをしばらく見ていました。
詐欺である可能性は極めて高いのですが、どのように巧妙に口座登録させ入金させるところまで誘導するのかに興味がありました。
そのための手口として、トレードの指導を行う先生が、実際のリアルタイムでの売買指示をしてエントリーから決済までをグループライン内で流しているのですが、その勝率がすごくて、1カ月くらい見ていましたが、一度も負けたところを見たことがありません。
しかし、その証拠として決裁した時のスクショや実際の損益の画面を上げているので、実際に売買して勝っている結果を出してきていることでした。
本人だけならまだしも、他の参加者からもトレードした画面がスクショされて次々と上げられてくるので、トレードの証拠はあり、これを見ると参加したくなってしまう人も多いでしょう。
しかし、1カ月以上一回も負けトレードがなくて、かなりのハイレバレッジでおこなって数分で行うトレードだったりと、にわかに信じられないものです。
これがどういう仕組みで行っているのかに興味があり、ネットでそれについて調べていたところ、参加者からのコメントが多く出てきており、それでわかってきました。
どうも、取引を行っているのは、その海外証券会社のシステムで行われていて、そこが提供しているチャート値動きが見れるというもののようです。
そこまではどこの証券会社でも自社のチャート、ツールなどのシステムを口座開設した人に無償で提供しているので、当たり前のことですが、そのチャートソフトがキーポイントとなっていました。
そのシステム内で表示されているチャートが実際に動いているチャートとは違うものになっているようでした。
つまり、チャートを独自に作って値動きもコントロールしているので、毎回勝つようにシステム上で動かすこともできるので、勝つのは当たり前です。
そのような架空の取引をしてあたかも勝っているチャートを作って出しているということでした。
そのようなチャートの動きをコントロール出来るシステムを作れるのはすごいですが、一つ疑問なのは、他の参加者たちが表示している画面です。
この参加者が勝っている画面はどうやっているのかと思いましたが、それはどうも他の人は全部さくらがやっていて、自作自演で皆で新規の登録者を引き込んでいるようでした。
このやり方はふとん商法ともいわれているもので、ふとんを説明して販売している人と、それを聞いている多くの客がいて、説明後に販売に移ると、多くの参加者が買いたいと言ってきて、自分もそれを見て周りが買ってるなら大丈夫だろうと、思って買うと、じつはそれが全部仕込みのさくらだったということで、周りを見て安心して買ってしまう日本人の弱いところをついた悪徳手法です。
参加者のグループラインでのやりとりには売買時のスクショやお礼だけでなく、日常的なことで、飲みに行った話や、グルメに関して美味しいお店の話だったり日常的な会話も頻繁に行われています。
これについては、人が理解しやすい、安心感を作るために、AIを使って、コメントを自動生成しているようです。
AIやシステムのすごい技術を駆使しているのはすごいことですが、それを逆手にとって悪用するのは流石にやってはいけないことです。
まだこれからAIを使った投資法、とかキーワードをちりばめて、あの手この手で勧誘してくる金融業者を名乗る人たちが出てくるでしょう。
まずは、不審に思ったらネット上で検索して調べてみましょう。
大抵のものはネットで調べたら出てくるので、そこで情報がまったくなかったり、評判のコメントなどを見て、危ない兆候が見えたら手を出さないように気をつけましょう。
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