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こんにちは、夢幻です。
前回までのメルマガでは、大谷選手の元専属通訳の水原一平氏の賭博報道からギャンブル依存症に代表される依存症について
その特性と実態について解説しました。
ざっくりと整理すると
・依存症は脳内に分泌される快楽物質であるドーパミンが関係している
・ドーパミンによる刺激の頻度が多すぎると依存症となり、より多くの刺激が必要となる
・ドーパミンの働きや依存症は善でも悪でもなく使い方次第で良い結果にも悪い結果にもなり得る
では、トレーダーとして成果を出すために、この依存症を上手く活用すればどうすれば良いのでしょうか?
トレーダーの成果は人それぞれだと思いますが、多くのトレーダーにとってはより多くの利益(報酬)という事になると思います。
この観点で見ると
・野球依存症になり、10年間で1000億円を稼ぎ出した大谷翔平選手
→野球という自己にとって報酬を得るものに夢中になった
・ギャンブル依存症になり、2年間で60億の借金を作った水谷一平氏
→ギャンブルという自己にとって損失を出すものに夢中になった
一見すると、”野球”や”ギャンブル”といった”何に”夢中になるかが大事に見えるかもしれませんが、そうではありません。
例えば、水原氏が仮に、エド・ソープ(上画像の人物。カジノや証券市場を研究し成果を収めた天才数学者。出典:The Value investing channel)のようにギャンブルの才能があったなら、それを攻略して水原氏も大谷選手のように億万長者になっていたかもしれません(笑)
逆に、野球の才能が無いのにいつまでも野球にしがみついていても大谷選手のような大きな報酬を得る事は出来ないはずです。
こう考えると、夢中になる、その”何か”はあなたの才能や適正にあっており、報酬を得られるものがあるかを見極める事が大切といえます。
あるいは、その”何か”がやり方を変える(改善)する事によって、報酬を得られるように出来るかを考えるのが大切と言えます。
前者では、例えば、年間の読書量が多いほど年収(報酬)は高いというデータがありますから、日々の読書量を増やす、つまり”読書に夢中になる”事は多くの人にとって”何か”の答えの一つと言えます。
しかしながら、その人の才能や適正はそれぞれですし、ビジネス本を読む人、小説、漫画などが好きな人も居るでしょう。
ビジネス本であれば自分の仕事に活かす、小説なら優秀なレビュアーになる、自身でも小説を書いてみるなど、アプローチを改善する事で報酬につながる可能性があり、これが後者の例という事になります。
やみくもに”読書量”を増やすのではなく、それが報酬にどうつながるかを分析・解析して自身の適正にあった改善が出来るのか、アプローチがあるのかという事です。
こうしてみると
”何か”×”そのやり方”=報酬
といった図式が見えてくるのかなと思います。
ではトレーダーとして、より高い報酬を得るにはと考えると、この”何か”に当てはまるものは何でしょうか?
私の結論としては、”トレード”事体ではなく”マーケットの研究”、シンプルに言えば検証という事になると思います。
そこから得られるアウトプットは有益な投資戦略や売買ルール(ストラテジー)となり、これがあなたに報酬をもたらす事となります。
そして、”そのやり方”によって、それらは改善され、より優れた報酬をもたらします。
それは、検証の頻度や濃度を高めること、様々なマーケットを研究する事、書籍からヒントを得る、他のトレーダーと交流する、セミナーに参加する、などが挙げられると思います。
結論としては、
トレードでより利益を出したければ、検証を日々続け頻度を増やし、検証に夢中になれ!
になります。
エド・ソープさんの結果を出すまでのプロセスは一つの良い事例と言えますね。
くれぐれもトレード事体に夢中になりすぎて、トレード依存症にならないようご注意を(笑)
では、次回もお楽しみに!
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