株価は下げ止まったのか?を考える手順



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みなさん、こんにちは!株が大好き 横山利香です

 

日経平均が4,451円も下げて過去最大の下げ幅になったかと思えば、今度は3,217円も上げて過去最大の上げ幅になったということで、だいぶん話題になりましたね。

 

でも、株式投資では金額に惑わされないように、変動率を考えるようにしたほうがいいかなと思います。

というのも、10万円の10%は1万円で、100万円の10%は10万円です。同じ10%なのに金額に大きな差が出るのは、元となる金額が異なるので当然です。株価の上昇や下落を考える時は金額の絶対値ではなく、変動率で考える癖をつけましょう。

 

日経平均が711日につけた高値は42,426円、85日の安値は31,156円、トータルでの株価下落幅は11,270円、下落率は約26%でした。なお、85日の下落率は約12%でした。

 

最近の株価暴落と言えば、2020年のコロナショックかなと思います。20202月の高値は23,995円、3月の安値16,358円、トータルでの株価下落幅は7,637円、下落率はなんと31%でした。一連の株価暴落という視点でみると、コロナショックの時のほうが大きかったんですね。

 

というのも、日本の株式市場にはサーキットブレーカーという値幅を制限する制度があります。ですから、サーキットブレーカー以上には株価は動かないようになっているので、「下げ止まりが見えなーい」という状況ではないので安心といえば安心なのです。

 

その点、米国の株式市場はサーキットブレーカーのような制度がないので、大暴騰も大暴落もしやすいことから値動きはダイナミックになりやすいのです。

 

ところで、気になることと言えば、株価は下げ止まったのか?ということではないでしょうか。そこで、下げ止まったのかを考える手順をご紹介していきます。

 

①暴落水準の下げ率を考える

一般的な株価暴落の下げの目安としては、15%を超えてから20%程度下落することが必要ということをいつもお伝えしています。今回はすでに26%程度下落したことを踏まえると、株価暴落の条件に当てはまったと言えるでしょう。

 

②悲壮感の有無を考える

なかなか発動しないサーキットブレーカーが発動されました。さらに、過去最大の下げ幅になったことで、報道が煽ってくれたので悲壮感もそれなりに出たように感じられます。

 

③出来高を考える

売り注文が殺到していたこともあって出来高がかなりのものとなり、安値の目安にはなるでしょう。

 

総合的に考えると、短期的にはいったんの安値になった可能性が考えられるでしょう。ただ、日本の株式市場は米国の株式市場と一蓮托生と言っても過言ではありません。さらに、今回はドル円も影響を及ぼしています。

しばらくは米国経済やドル円の動きに振り回される展開になりそうですから、中長期で株を買う局面なのかは疑問が残るところではあります。しばらくは短期売買のスイングトレードがいいかもしれません!

 

最後にお知らせです。

 

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横山 利香

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。テクニカル分析や四季報の分析をもとにした「テクノファンダメンタル投資」で安定的に利益を上げる現役トレーダー。