日経平均4450円安、怒涛の一週間を振り返る



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こんにちは、夢幻です。

先週に続き日経平均株価は大暴落、怒涛の一週間でした。

上の画像チャートは一週間の1時間足ですが、これを見ながら1週間の動きを振り返ってみます。

週明けの8月5日は、始値35250円と先週末比で660円安でスタートしましたが、
9時台で早々に一気に株価急落し日経平均33400円まで下落

そこからは一転反発し前場終値では34250円となり、先週のメルマガで予想した33200円の年初水準近い所まで早々に下落したため、一旦底打ちするかなと予想していました。

しかし、後場に入り、徐々に売り優勢となると状況は一変
あれよあれよと下落の連鎖反応が起き、

場中の最安値では前日比4753円58銭安の31156.12円まで下落しました。(上の赤丸)

終値ベースでは4451円安の31458円で引け、下落幅は歴代1位を記録

下落率は-12.4%で、ブラックマンデーの-14.9%(3836円48銭安)には届きませんしたが、

・2008年10月16日のリーマンショック・・・-11.41%
・2011年3月15日の東日本大震災・・・-10.55%

これらを上回る歴代2位の記録となりました。

当日にストップ安を付けた銘柄も797銘柄と市場の約20%に上り
場中に日経先物、TOPIX先物にサーキットブレーカーが発動するなど異例の事態となりました。

正直、我々の生活に直結するような経済危機や天災といった非常事態でもなくこのような大暴落が起きるとは想定外で、

”相場は何が起きるか分からない”

を体感した一日となりました。

何故ここまでの事体が起きたのかの原因の特定は難しいですが、

・米景気後退による外国人投資家の売り
・システムのリスク回避の連鎖反応売り
・連鎖反応売りに乗じた仕掛け売り
・個人投資家のパニック売り

このあたりが考えられるのかなと考えています。

翌8月6日は夜間に日経先物が2000円近く戻して大反発開始
こちらも上昇幅としては歴代1位となる3217円高の大反発となりました。

上昇率は10.23%でこちらは歴代4位の記録となったようです。

翌8月7日は前場に、日銀の内田副総裁が
「株価、為替相場が不安定な状況では利上げは行わない」
との要人発言があり、日経平均は35850円と36000円付近まで反発(上のオレンジ丸)

結局、この発言が決め手となって、マーケットは大きな混乱もなくその後は短期反発狙いの利益確定の売りをこなしながら株価は34000円~36000円をキープし、終値は日経平均35025円と
終わってみれば週明けとほぼほぼ同じ株価まで戻してきた形です。

ちなみに、8月1日~5日にかけての日経平均の暴落率は-19%で短期的(1週間程度)の下落率としては-20%が一つの目途になるかもしれませんね。

さて、実際の私が使っている暴落シグナルの推移を見てみますと

8月1日(2日仕掛け分)・・・全市場0、グロース0
8月2日(5日仕掛け分)・・・全市場10、グロース0
8月5日(6日仕掛け分)・・・全市場318、グロース70
8月6日(7日仕掛け分)・・・全市場10、グロース31
8月7日(8日仕掛け分)・・・全市場0、グロース0
8月8日(9日仕掛け分)・・・全市場0、グロース0

となり、5日の引け後が暴落のピークとなっており、今振り返れば先週末の時点ではもう一押しあると考えるのが妥当でしたね。

ちなみに、全市場のシグナルは暴落相場において全銘柄を対象とした暴落判定を行い、対象銘柄をスイングで仕掛けるシグナルで

グロースのシグナルは暴落相場において、グロース銘柄のみを対象とした暴落判定を行い、数日の短期で仕掛けるシグナルとなっています。

先週は株価変動としてはかなり激しい部類に入ると思いますが、その後の反発はしっかりしたもので、既にシグナルの8~9割はEXIT出来ているようです。

要人発言もあり、大反発後の追撃下げがこなかったので、
先週末比ではDDをカバーしてプラスになっている方もそれなりにいるのではないかと思います。

次週には、すべてのシグナルがEXIT出来ていると思うので、次回はその結果などをまとめてみたいと思います。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。