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こんにちは。紫苑です。
今回の暴落はいかがでしたでしょうか。
コロナ禍に立ち向かうための突飛な金融緩和でじゃぶじゃぶになったカネが相場を支え、2020年3月以来、下げらしい下げはありませんでしたが、ついに4年ぶりの暴落となりました。
急落銘柄の推移は以下の通りです。
*急落銘柄:斉藤レシオより浅めの下げの銘柄数
15祝:休場→16火:12銘柄→17水:9→18木:9→19金:8
→22月:12→23火:5→24水:7→25木:12→26金:7
→29月:4→30火:7→31水:7→8/1木:23→2金:337
→5月:2840(斉藤レシオ915)→6火:558(斉藤レシオ222)→7水:45→8木:7→9金:3
冗長になるのでこのメルマガでは割愛しますが、私のリアルタイムに近い相場の観察メモは、私のブログ(下の紹介欄にリンクがあります)をご覧ください。
急落判定から最深部まで2日
最深部は斉藤レシオ915
(急落銘柄数の2840は観測史上最多)
直滑降→急反発のタイプでした。
過去の暴落と斉藤レシオを比較してみましょう。
2008年1月
-185-442-134-(35)-(22)-106-
2008年10月
-151-604-836-1592-726-911-105-(62)-145-110-(中4日)-334-718-254-
2011年3月
-234-1412-766-279-
2015年8月
-183-310–
2018年12月
-471-
2020年3月
-297-(中5日)-617-216-233-381-1296-607-164-124-290–
2024年8月13日
–917-222-
今回と同じような暴落は、11年震災です。
1週間以上も下げ続ける08年や20年とはタイプが異なります。
こう見ると深かったのは確かです。
深くはあったのですが、私の体感的にはそれほど辛い暴落ではありませんでした。
金銭面はもちろん精神面も追い込まれるのは、1~2週間も急落暴落相場が続き、何回も底を試しにいくような08年10月や20年3月の下げではないかと思います。
システムトレード的にも教科書通り暴落でした。
仮に押し目買いのポジションをそれなりに抱え、さらに2日引け後と5日引け後のシグナルで弾を打ち切ったとしても、きちんと反発し、その後も概ねすんなり上がったので、含み損や余力で苦しむことはないシステムトレーダーがほどんとだったでしょう。
システムトレーダーには優しい(易しい)暴落だったと言えます。
ただ、覚えておきたいのは、08年10月や20年3月のような深く長い暴落も、いつか必ずやってくるということです。
あなたの逆張りマルチは、このタイプの暴落に耐えられる暴落マルチになっているでしょうか。
さて、最後に今回の暴落の「犯人」について、私なりの見解を記しておきます。
今回の暴落の引き金を引いた日銀、完全に政策ミスです。
+0.25%でも私は正直驚きましたが、市場はまぁ許容する雰囲気でした。
が、引けてからの植田さんの「追加利上げもする」という会見がタカすぎました。
結局、水曜日の前場に日銀副総裁が政策の誤りを事実上認めて本格的な反発になりました。
植田さんになってから日銀政策決定会合前には必ずリークがあります。
今回の追加利上げの示唆については市場との対話が全くありませんでした。
首をむち打ちになるくらい傾げたくなることばかりです。
経済が弱い中、そもそも利上げに合理性はありません。
株が下げたから怒っているのだろうという意見も見ましたが、問題を矮小化しすぎています。
今回の問題は政策に合理性を欠いたことです。
(もっとも、日銀を不合理な利上げに追い込んだのは、政治の責任、金融政策ではなく財政政策を間違い続けた結果ですが)
合理性を欠いた政策は、市場からの信頼を損ないます。
日銀は市場からの信頼を大きく毀損したと思います。
政治的な話になるので、ここから先は機会に恵まれれば書こうと思います。
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