株価乱高下の特効薬はナニ?【西村剛】



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8月に入り日本株が急落しました。

日経平均は7月末の39101円から一時31156円まで下落。

ブラックマンデー以来の下落となり今も株価は乱高下が続いています。

株価が下落した要因は米国景気の悪化懸念による米国株下落や急速な円高進行と報じられていますが、それよりもむしろ株価の急落がさらに売りを呼ぶ需給の悪化が要因だと考えています。

現状の株価は少し落ち着きを取り戻したものの、米国において政策金利の引き下げの可能性が高まっている点、日本においても中長期で金利上昇局面に差し掛かったことを考えると・・・

●株価の乱高下が当面は続く

可能性が高いと考えています。

このような日米の投資環境を考えると、8月後半から9月にかけては株価の乱高下局面でトレードが発生しやすい逆張り戦略が有効です。

ただ逆張り戦略は勝ちトレードになった場合の利益は大きいものの、しっかりとしたリスク管理を行った逆張り戦略でないと大きなドローダウンが発生する可能性が高いと言えるでしょう。

ですので、今回のような株価の乱高下局面でしっかりと利益をあげるためにはリスク管理を徹底し安全性を重視した逆張り戦略を極めておくことが8月後半以降のパフォーマンスを決めるはずです。

逆張り戦略の安全性を高めるヒントをお伝えすると・・・・

・移動平均線を使っていない逆張り戦略を用意する

が挙げられます。

特に値動きの荒さ(ボラティリティ)を考慮し、仕掛けるタイミングや銘柄を変える逆張り戦略が有効でしょう。

ボラティリティは株初心者にはなじみの薄い言葉ですが、逆張りや押し目買いなどのストラテジーに組み込むには相性の良いテクニカル指標です。

これを機会にぜひ、ボラティリティを考慮した逆張り戦略を開発してみてください。

きっとあなたの主力のストラテジーになると思います。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。