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こんにちは、夢幻です。
8月第4週(19~25日)も先週に続き、反発相場が継続し、先週に続き戻り相場となりました。
先週末比で日経平均は300円の上昇に留まりましたが、日足ベースでは陽線or安値切り上げの日が半数以上を占めており、堅調な動きだったと言えます。
今週目立った動きとしては、早くも7月の高値を越えて年初来高値を更新してきている銘柄の存在が目立つようになってきたことです。
38000円の踊り場から一段高となり、早々に日経平均が40000円台を回復し、年末までに7月の年初来高値を更新する展開もあり得なくはない展開になっています。
その理由はいくつかあって、それは8月上旬に起きた歴史的大暴落の売りの主体が証券会社の自己売買部門及び、外国人投資家の売りであり、先週と今週はその売りが収まってきており、今の堅調な相場に繋がっていると考えられるからです。
これは、日本証券取引所の株式週間売買状況にデータをまとめたANNのニュースによると、8月第2週の取引の詳細は
・自己部門(証券会社のディーラーの売買)・・・約1兆3000億円の売り越し
・外国人投資家(先物取引)・・・約1兆2700億円の売り越し
これらの巨額の投げ売りが歴史的大暴落を引き起こしたと考えられます。
これに対し、
・GPIFなど年金基金・・・約2171億円の買い越し
・事業法人部門(自社株買い等)・・・約5060億円の買い越し
・個人投資家(新NISAなどの現物株)・・・3028億円の買い越し
など、長期の投資を見据えた資金はいずれも買い越しとなっており、これらが売りを吸収した形になっています。
そして、売りの主体の売りが一旦止んだ事が確認出来る為、再度売る理由が無い限りはここから2番底を試すような展開は考えにくいのではないかと思います。
そして、もう一つは海外のマーケットが堅調である事です。
特にNYダウは今週41000ドルを回復しており、NYダウ、S&P500は早々に年初来高値を更新してきそうです。
そうなると、外国人投資家が日本株を積極的に売る理由もなくなるのではないかと思います。
ちなみに、ここ半年ぐらいのチャートを見ると、日経平均株価の相関が強いのは、NASDAQのチャートとなっており、米国のハイテク企業の業績がかなり影響してきそうですので、NASDAQのチャートには注目しておきたいところです。(上の画像左はNASDAQで右は日経平均株価のチャート)
もちろん、相場が崩れて多少の下落が起きる可能性もあります。
本格的な大暴落相場が約4年ぶりだったこともあり、久々の暴落相場で上手く立ち回れなかった場合は、今回の暴落の振り返りやコロナショックやそれ以前の暴落相場の振り返りは分析などを行い、次の暴落に備えましょう。
今回の私の暴落相場の結果(損益率やドローダウンなど)は前回のメルマガで集計結果を載せましたが、コロナショックやそれ以前の暴落相場のデータなども、どこかで纏めておこうと考えています。
では次回もお楽しみに!
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