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こんにちは、夢幻です。
8月第5週(26~30日)も先週に続き、反発相場が継続。
日経平均株価は先週と同様、先週末比では約300円程度の上昇となりました。
日足ベースではやはり陽線or安値切り上げの日が半数以上を占めており、堅調な動きだったと言えます。
今週の大きなイベントとして注目されたのはAI向け半導体の需要によりいまや時価総額世界2位となった米NVIDIAの決算発表ですが、実績、市場予想を上回る好決算となり、過熱感から発表後に株価は下げたもののさほどの波乱はなかったようです。
米市場全体をみるとNYダウ平均株価は先週に引き続き続伸で、年初来最高値を更新し41563ドルまで上昇。
S&Pは最高値更新まではいきませんでしたが、こちらもおいおい最高値を更新してきそうです。
NASDAQは最高値までは10%程度の上昇が必要なので少し時間がかかりそうですが、週足では陽線で株価は切り替えしてきており、まずは18000ポイントを回復するかどうかと言ったところ。
さて、肝心の日経平均株価は月初の歴史的大暴落を3週かけて戻す相場となっており、先月末比では500円ほどの値下がりとなりました。
月初比では150円の値下がりでほぼ月初のスタートに戻ってきた形です。
驚くべきが今月の月足で月初の暴落で8000円ほど下げたため、びっくりするぐらいの下髭陰線になっています。
下髭の幅はなんと7500円で、月足では間違いなく過去最高(最低?)でしょう。
(上のチャートは20年間の月足チャートです。)
この事実は、日中の価格変動の速度が過去類を見ないほどの速くなっているという事を表していると思います。
これは大口投資家のプログラム売買などが関係しているのでしょう。
その中で、個人投資家の結果はどうなったかとX(旧ツイッター)を見ると、致命傷を受けた投資家は驚くほど少なかったように感じます。
8月5日の日経平均4500円安に巻き込まれてもこのような結果になった背景には、
・資金ショート(追証)となっても、強制決済までには数日の猶予がある。
・暴落翌日の8月6日には日経3200円上昇の大反発となり、すぐに株価が戻った。
事が関係していそうです。
損をするケースとしては、8月5日の後場の下げを見て引けに全決済、翌日の反発を取りこぼすといったケースが考えられますが、5日の後場は早々にストップ安に張り付き決済出来ない銘柄も多数あったため、このようなケースも少なかったのではないでしょうか。
つまり、高所から飛び降りたが、たまたま落ちた場所が良く、一命を取り止め、奇跡的に1週間足らずで全回復したという常識的に見ればあり得ない事が起こったわけです。
実体としては、相場に対応出来ているわけではないのですが、経験だけは”大暴落は起きる事はあるが、耐えればなんとかなる”という間違った認識が付いたわけです。
これは、証券会社の資金ショートした場合の追証の強制決済のシステムが現状の株価変動を想定できていない(つまり古い)事でたまたまこの結果になっているだけで、2番底を試す展開になっていたらとんでもない損失を出した投資家であふれていたはずです。
そのような事が起こった場合、このような価格変動の速度に対応すべく、場中の維持率を考慮して証券会社が強制決済するようなシステムに仕様変更する可能性も将来的にはあるのかなと思います。
そうなった場合は、今回のような暴落が起きれば早々にポジションが整理され、今回の暴落でも損失となる個人投資家は沢山出る事と思います。
それに対し、我々システムトレード実践家はどうだったかというと、当然ながら今回の日経4500円もの暴落は経験した事の無い事象だった事には変わりません。
しかしながら、過去なんども実践した暴落トレードの資金管理や売買ルールがそれなりに機能して立ち回れていると思います。
これは、高所から飛び降りたが、しっかりと命綱を付けていたため、致命傷を受けずに済んだという結果だと思います。
過去の暴落への経験や、それを踏まえ作り上げた売買システムが”安全装置”として機能していたという事だと思います。
今回の暴落での結果は、さほど変わらない結果となってもその立ち回りの中身には”天と地”程の差があります。
これを正しく認識して、日々のシステム改善への自信やモチベーションアップに繋げていただければと思います。
では次回もお楽しみに!
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