9月も暴落開始!コロナショックから2番底の探る展開を予習



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こんにちは、夢幻です。

9月第1週(2~6日)は一転反落し、日経平均株価は先週末比で2256円安の36391円で引けました。

更に、9月6日金曜夜間のナイトセッションでは日経先物が1210円安となり、8月上旬の週明けパニックを思い出させるような展開になっています。

日足ベースでは先週と変わって、陰線&安値切り下げの日が過半数を占めており軟調な相場展開になってきました。

先週はメジャーSQでもあったので先物主導となっている感もあり相場は結構荒れている感じですね。

週明けは、いわゆる暴落後の2番底が懸念される展開ですが、ここからの相場展開としては、8月上旬のような一日で日経平均が10%安となるような展開は考えづらいと思います。

そもそも暴落後の2番底が起きる要因は1回目の暴落でのダメージが残っている、つまりポジション整理が進んでいない状況で次の株価下落が起きる事から連鎖反応売りが出るため、という理由が大きいと思います。

先週の株価下落は、8月上旬の暴落から3週間もの期間が開いた事で、ポジション整理や資金繰りは正常化されている可能性が高く、投資家のポジション量は健全化されていると考えられるからです。

こうなってくると、すぐに追証となるような状態ではなく、買い向かうだけの余力が出来ている事になりますから、押し目でも買い向かう勢力が多くなり、大きな暴落は置きづらくはなります。

つまり、週明け暴落が来るとしてもそれは2番底ではなく、新たな暴落の始まりであり、警戒すべきは週明けの下落が収まってからの9月第3週以降に大きな株価下落が起こった時という事になります。

このあたりは少し頭の片隅におきつつ相場に取り組んで行きたいところです。

先週の株価下落により、9月第2週の日経平均株価は連日500~1000円の上下を繰り返す可能性が高いため、若干ポジション量は減らしつつ、挑んだ方が賢明でしょう。

さて、次の暴落に備え、実際に2番底を試す展開になった場合の想定として、コロナショック(2020年2月中旬~3月中旬)を振り返る為に、当時の私の暴落時のシグナル数を見てみますと

2020年2月17日・・・8
2020年2月18日・・・2
2020年2月19日・・・0
2020年2月20日・・・0
2020年2月21日・・・0

2020年2月25日・・・0
2020年2月26日・・・0
2020年2月27日・・・6
2020年2月28日・・・82

2020年3月2日・・・0
2020年3月3日・・・0
2020年3月4日・・・0
2020年3月5日・・・0
2020年3月6日・・・0

2020年3月9日・・・227
2020年3月10日・・・23
2020年3月11日・・・40
2020年3月12日・・・100
2020年3月13日・・・392

2020年3月16日・・・104
2020年3月17日・・・0
2020年3月18日・・・0

この時は、暴落シグナルが3週にわたって出ており、各暴落の間隔が約1週間(5営業日)になっている事が分かります。

このような短期間で激しい株価下落が起きると、株価の下落率が後に行くほど大きいものになる傾向がありますが、それは暴落シグナル数の増加に現れます。

実際にそれぞれの週の暴落ごとに暴落シグナル数をまとめてみると

2月中旬・・・10
2月下旬・・・88
3月中旬・・・886

となって、後半につれて資金繰りが悪化した中での2020年3月中旬の暴落は非常に厳しいものになり、過去の歴史を見てもリーマンショックや東日本大震災を上回る水準だった事がわかります。

2020年3月・・・コロナショック・総計886シグナル(6日間)
2008年10月・・・リーマンショック・総計684シグナル(5日間)
2011年3月・・・東日本大震災・総計443(4日間)

9月第2週軽めの暴落が起きたとしても、その後にもっと大きな株価下落がある事を見越して上手く立ち回りましょう。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。