押し目→逆張りの資金管理



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こんにちは。紫苑です。

 

前回は、私のトレードスタイルでは平時の延長として暴落を迎えるわけにはいかず、平時用と暴落用のストラテジーをスイッチして使うというお話しをしました。

参考記事:押し目買い~逆張りのポジション量モデル

 

暴落が始まったら平時のポジションを強制決済した方が良いと考える理由は他にもあります。

それは

 

ストラテジーのコンセプトから外れる

≒バックテスト結果がアテにならない

と考えているからです。

逆張りではない買いストラテジー…逆張りと競合するのは主に押し目買いだと思いますが、エントリーもイグジットも平時を想定して作っているはずです。

平時を想定して作っていないのであれば、それはそれで問題ですが、今回の趣旨からは外れるのでまた別の機会にお話しします。

 

暴落などそう頻繁に起こることではありません。

平時の買いストラテジーはバックテスト上ではたまたま暴落を回避するように作れただけかもしれません。

逆張りストラテジーがカーブフィットであるように

逆張りストラテジーの潜在的な欠点参照

平時のストラテジーがバックテスト上で暴落を回避できたとしても、未来の暴落を上手に回避できる担保には少しもなっていないと私は考えています。

 

暴落のポジションサイズの他に以上の理由からも、平時のストラテジーは暴落が始まったら強制決済するようにしています。

 

ここ3回でお話しした平時と暴落時でストラテジーをスイッチする運用方法の弱点はもちろん認識しています。

暴落時が始まったと見なし、平時を強制決済したところが下げの底付近だと、ポートフォリオ全体でも利益を取り逃がすか場合によっては確定損になります。

 

逆張りマルチの資金管理、現時点では

1.平時用のストラテジーの組入比率を減らす

2.暴落時のレバレッジが上がる

3.平時と暴落時のストラテジーをスイッチして使う

これ以外に解決方法は思いつきません。

 

平時の利益を追求するなら、暴落時の退場リスクか強制決済の機会損失や確定損を受け入れなければなりません。

これは並び立たないトレードオフです。

 

この中から私は3を選択して運用することにしました。

(以前の私は無意識で2を選択していました)

 

**********

 

これまでのメルマガでお話ししてきた

・暴落は資金管理が重要なこと

・逆張りストラテジーがカーブフィットであること

・いつまで下げるかわからないものは時間分散で買うこと

は疑う余地がありません。

 

これに対して今回の平時のストラテジーのバックテスト結果が暴落時にはアテにならないという内容は、現時点での私の意見に過ぎません。

こんな考え方もあるのかという程度にお読みください。

 

 

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量