1週間で株価14倍!?売買スルー推奨の危険な銘柄たち



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こんにちは、夢幻です。

10月第1週(9/30~10/4日)は先週末に石破総理誕生が確定した事で日経先物が早々に急落し、石破ショック到来かと思われました。

週明けこそ先週末比で日経平均株価は2000円安の37797円まで下落しましたが、終わってみれば週明け安値がほぼ底値で、終値は先週末比1194円安の38635円で引けました。

気になるのはボラティリティの高さで夜間も日経先物が1000円程動く場面も多々あり、今後も上下動が激しい相場が続きそうです。

月末には衆議院の解散&総選挙も行われる可能性が高いのでそのあたりは想定しておきたいところです。

ところで、私は日々のランキング上位の銘柄をチェックしているのですが、あまり見かけない銘柄が目につくようになりました。

これらの銘柄です。

・上場インデックスファンド中国A株(パンダ)E Fund CSI300 (1322)
・NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信 (1309)
・グローバルX チャイナEV&バッテリー ETF (2254)
・MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信(2530)
・One ETF 南方 中国A株 CSI500 (2553)
・iFreeETF 中国科創板50(STAR50) (2628)
・iFreeETF 中国グレーターベイエリア・イノベーション100(GBA100) (2629)

中でも凄い動きをしているのが2553の『One ETF 南方 中国A株 CSI500』で先週末1599円(終値ストップ高)だった株価は今週末には22400円まで上昇、なんと1週間足らずで株価は14倍になっています・・・(汗
(上画像は2553のチャート)

これらの正体を調べてみると、いずれも中国株を組み入れたETF(上場投資信託)のようで、ETFは個別株と違い、値幅制限の拡大要件が違うのか、この2553は値幅制限拡大の影響もあって、このような凄い値動きになっているようです。

(といっても、もともと数千万~数億程度の売買代金しかないので買いが集まるとこのような事も十分あり得る模様・・・)

では、なぜ中国株がこれほど注目され凄い値動きになっているかというと9月下旬に中国政府が発表した景気刺激策(金融緩和や巨額の株価流動性支援など)があったことにより、これらの銘柄が過熱化、仕手化?しているようです。

あまり私たちには関係ない銘柄達ではありますが、注意したいのが、銘柄の選定方法ですべての銘柄を選んでしまうとこれらの銘柄がシグナルに引っかかってトレード対象に上がってきてしまう事です。

上に挙げた通り、過去15年程度の株価の動きの中でも、あり得ない値動きとなっていますので、うっかりこれらの銘柄を売買するととんでもない損失を出してしまうケースもあり得るかと思います。

もちろん、システムに上手くハマってこれらのETF銘柄で利益を出せる可能性もありますが、これらの銘柄は明らかに「外れ値」だと考えて良いと思いますので、もしシグナルが出たとしても売買対象から外す(スルーする)のが賢明でしょう。

それと同時に小型株の仕手株として観察する分には面白い銘柄群と言えますし、またこれらのETFの値動きを追っていけば、中国の施策の行く末の先行指標しても利用出来るのかと思います。

同時に、中国に関連する銘柄で、これらの中国株の指標に連動して大きく動いている銘柄も出現する可能性は大いにあります。過度な値動きをしている銘柄がシグナル対象に挙がったら、中国経済に関連する銘柄かは少し気にしておいても良いかもしれません。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。