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From:田村祐一
日経平均株価が4万円目前まで回復していますが、
衆議院選挙が控えていることや、
中間決算発表を月末に控えて、
様子見ムードの強い展開が続いています。
自民党問題の裏金問題があって、
与党が過半数を維持できるかが焦点となっており、
国内情勢が不安定なこともあって、
選挙が終わるまでは方向性の見えない展開が続きそうです。
しかし、選挙が27日に終わった後は株式市場が大きく動く可能性が高く、
ちょうどその翌日から3月決算企業の中間決算発表が本格化するので、
10月末から11月にかけては投資チャンスやトレードチャンスが多くなりそうです。
正直選挙で与党が勝利するのか、しないのかはわからないし、
金融課税強化を推進したいと言った石破政権が勝利したとしても、
株式市場が上がるとも限らないので、予測するだけ無駄だと私は思っています。
それよりも、選挙後の株式市場がどのように動いても良いように、
事前に準備をしておくことが大事だと思います。
事前準備とは何かというと、
選挙後に株式市場が上昇した場合と、下落した場合それぞれに対応できるように、
投資戦略をあらかじめ用意しておくということです。
仮に株式市場が下がった場合には、
多くの銘柄の株価が急落する可能性があるので、
逆張りで買い付けする戦略が非常に有効です。
逆張りと言えば、このメールマガジンを
読んでいる方であればピンとくるでしょう。
そうです、システムトレードの十八番です。
選挙後に何らかの理由で株式市場が下方向に振れた場合には、
システムトレードの独壇場となります。
特に、こういったイベントによる株式市場の急落では、
無類の強さを誇っており、多くの投資家が苦しい環境にも関わらず、
大きな利益を掴むことができます。
システムトレーダーの田村祐一という視点で見れば、
選挙の結果で、株式市場が急落してくれたら「正直勝ち確だよなー」と思っています。
システムトレードは、事前に逆張り戦略さえ用意しておけば、
勝手にその売買ルールの条件に合致していればトレードが発生するので、
私としては、株式市場が下がった場合の準備は常に万全です。
もし、システムトレードをしていない方がいるのであれば、
最低限逆張り戦略だけでも使えるようになると、
急な下落相場でもかなり有利に運用できますね。
そして、仮に株式市場が上がった場合には、
絶好のファンダメンタル投資のチャンスと言えます。
なにせ、選挙翌日以降、3月決算企業の本決算発表が本格化します。
選挙前まではどうしても株を仕込みにくい展開が続くので、
選挙後は投資家の買い意欲が一気に噴き出します。
そのタイミングで、決算発表という最高の株価材料が手に入るので、
好決算銘柄が素直に買われて株価が急騰する期待が持てます。
おそらく、今回の中間決算発表では、選挙があるせいで、
事前に好決算銘柄を仕込もうとする動きが例年よりも少なくなるので、
選挙後に一気に仕込みが入る可能性が高いです。
そこで、事前に良い決算が出そうな銘柄を見つけておけば、
選挙後にすぐにINできるので、他の投資家よりも先回りできます。
なんなら、リスクを承知で選挙前に仕込んでおけば、
より大きな利益が期待できる感じですね。
今週から来週にかけてゆっくり銘柄を探して、
5~10銘柄くらい注目銘柄を持っておけば、
選挙後のチャンスに対応できるでしょう。
株式市場の一部界隈では、選挙後の動きを予測して、
それを議論している方を見かけますが、
私個人としては、予測しても何の意味もないと思っています。
予測が当たるか当たらないか正直分からないので。
それよりも、どちらに転んでも良いように
対処方法に時間を割いたほうが無難ですね。
田村祐一
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